来季のJ1参入決定戦「詳細未定」に。J2・3位から6位のトーナメントは変わらず
湘南とのJ1参入決定戦を終え、死闘を物語るように耳から出血をする徳島の石井秀典。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
一発勝負か? J1開幕は2月21日、最終節は12月5日。
Jリーグは12月16日、2020シーズンのJリーグの日程とレギュレーションを発表した。J1の開幕は2月21日(金)、最終節は12月5日(土)。J2開幕は2月23日(日)、J3開幕は3月7日(土)。J1リーグでは全306試合でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入される。また東京オリンピックの期間中はJ1~J3、全試合が中断される予定。
注目はJ1参入プレーオフ決定戦戦で「試合方式は、調整中」となっている。
ただし、下記の通り、J1・16位チームがプレーオフに参入決定戦に回り、J2の3位から6位によるJ1昇格参入プレーオフが実施される形は継続される。
詳細は次の通り。
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J1参入プレーオフの大会方式および試合方式が、下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。
【J1参入プレーオフへの参加条件】
■2020明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブと明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位の計5クラブとする。
■J2当該4クラブのうち、J1ライセンスが付与されていないクラブがある場合、年間順位7位以下の繰り上げ出場はない。
■J2当該4クラブ全てにJ1ライセンスが付与されていない場合は、本大会を開催せず、J1年間順位16位のクラブがJ1に残留する。
日程
○1回戦:11月29日(日)
○2回戦:12月6日(日)
○決定戦:調整中
※J2からの参加クラブ数が1の場合は決定戦1試合のみ
<J2参加クラブ数3以下の場合>
各1試合のトーナメント方式にて、明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位のクラブのうち、出場条件を満たしたクラブで、1回戦、2回戦を行い(J2参加クラブ数3の場合、J2下位2クラブで1回戦を行い、その勝者とJ2上位1クラブで2回戦を行う)、その勝者と明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブが決定戦を行う。
■試合会場1回戦、2回戦ともにJ2リーグ戦上位クラブのホーム、決定戦は調整中
<試合方式および勝敗の決定>
●1回戦、2回戦90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、年間順位の優位性を確保するため、J2リーグ戦年間順位が上位のクラブを勝者とする。
●決定戦調整中決定戦の勝者は、2021シーズンにJ1リーグに残留または昇格する。
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日程を考えると、J1参入決定戦は「1発勝負」になる可能性が高そうだ(「※J2からの参加クラブ数が1の場合は決定戦1試合のみ」と記されていることからも示唆される)。
2年連続でJ2の代表チームから「不公平」と指摘を受けた参入決定戦の位置づけ。もちろん誰もが納得する形にすることは難しいだろう。ただ、この2年間の「J1・16位チームのホーム開催」からは、何かしらの変化がありそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]