【浦和】誤審騒動のなか2失点に絡んだ橋岡大樹「この悔しさは忘れない」

浦和の橋岡大樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「挽回するには、練習するしかない」

[J1 20節] 磐田 – 浦和/2019年7月20日/エコパ

 浦和レッズのDF橋岡大樹は7月13日の日産スタジアムでの19節・横浜F・マリノス戦、リーグ3試合連続出場を果たしたものの、足を滑らせたところでティーラトンにボールを奪われて遠藤渓太に先制点を与え、その後もサイドの攻防で思うように主導権を握れず苦戦を強いられた。結局、負傷を負った4月20日のヴィッセル神戸戦(〇1-0)以来となる、61分での途中交代を余儀なくされた。試合も1-3で落とし、ダメージの大きな一敗を喫した。

 試合後の橋岡はさすがに元気がなく、「引き気味になって、前半我慢しようという話をしていたなかで、失点してしまったのは残念でした。結果的に、2点目も自分の責任です」と肩を落とした。

「サイドバックが内側に来た時にはシャドーが見るように決めていて、そこは我慢できていたと思います。しかし、最初の失点によって崩れてしまいました。(ゴール前で止めようとしていたのか、パスの出どころを抑えようとしていたのか?)チームとしてはまず出どころを抑え、そこができなくてもプレスバックでやれれば大丈夫だという話はしていました。ただ決定的なチャンスをなかなか作れませんでした」

 誤審に話題が集中した59分の仲川輝人の2点目も、橋岡が遠藤渓太とのマッチアップに持ち込まれ、そこから2対1の状況に持ち込まれ完璧に崩された。ただ橋岡が判定について抗議することはなく、その2ゴールに関与したことに責任を痛感していた。

 これまで自信を持って挑んできたディフェンスで、むしろ足を引っ張ってしまった。その悔しさを噛み締めていた。

「これからいかに挽回していくかが大切です。ケチョンケチョンにされたと思われているかもしれませんが、本当に悔しいです。どうやって、この悔しさを晴らすか。それは練習するしかない。練習からまた積み重ねていって、試合で結果を残すしかありません。そこは切り替えます。でも、この悔しさだけは忘れずにやっていきたい」

『ワイルドに挑む』そのダイナミックさを、いかにチームに落とし込んでいくべきか。プロ1年目から活力に溢れ突き進んできた20歳の橋岡が、今、自身を客観的に見つめるべく「壁」と直面したのかもしれない。その壁を越えるのか、打ち破るのか、あるいは少しその壁の前で考えて突破口を探るのか……。いずれにせよ、その先には、また見たことのない風景が広がっているはずだ。

 浦和は20日、アウェーでジュビロ磐田と対戦する。左ウイングバックの宇賀神友弥が累積警告により出場停止に。そういった状況を踏まえると、橋岡にリベンジのチャンスは訪れそうだが果たして――。

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[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI

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