×

【浦和】「自分たちなりの答えを」小泉佳穂が重視する“挑戦の継続”「これで腰が引けたプレーをしていたら完成度は高まらない」

浦和の小泉佳穂。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

トップ下とボランチでプレー。「厳しい結果になりましたが、チャレンジを止めないことが一番大切」

[J1 4節] 横浜FM 3-0 浦和/2021年3月14日/日産スタジアム

 J1リーグ浦和レッズ戦のMF小泉佳穂が、0-3で敗れた横浜F・マリノス戦のあとオンラインによる取材に応じて、この「厳しい結果」を受け取めるとともに、今後の課題を挙げた。

 この日はトップ下で先発し、後半はボランチでもプレー。周囲とのバランスを見ながら、敵陣のギャップでパスを受けて起点になっていった。ただそこからの効果的な展開は限られ、決定的なチャンスまでつなげられなかった。

「前半2点を取られたあと、いくつかチャンスを作れたかなと思いますが、そこでの質が足りませんでした。あのチャンスの数を90分通して増やさなければいけないと思います」

 ただ小泉はチャレンジの継続こそが大切だと、自分に言い聞かせるように言った。

「厳しい結果になりましたが、チャレンジを止めないことが一番大切。結局これで安全なプレーや腰が引けたようなプレーをしていたら、完成度は高まらないと思います。そこから逃げずにやり続けること。みんなで声を掛け合っていきたいです」

 両チームには、5レーンを意識した攻略、高い位置からのプレッシングといった共通項はある。しかしスタイルは、縦へのスピードとハイラインへのこだわりを見せる横浜FMに対し、浦和はポゼッションをベースにしつつも相手の出方を見てゴールへの道を探る策略で、大きく異なる。

 横浜FMから何か学ぶことはあったか? その問いに小泉は「やりたいスタイルが異なり、チームの完成度がまだ全然違いますし、自分たちでやり方を模索している最中です。早く自分たちなりの答えを見つけられればと思います」と答えた。

 2019シーズン王者に真っ向から挑み、数々の課題を突き付けられた。小泉は悔しさを滲ませていた。

注目記事:【松本時代】ニュースター候補の前田大然が攻撃の火付け役に「あとは結果」

[文:塚越始]

Ads

Ads