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日本代表先発&展望│冨安ボランチ抜擢の狙いとは?国内組2人のみ

守備時は南野が前線に出て2トップの形になる。(C)SAKANOWA

FIFAランク127位のトルクメニスタン戦、別メニューの続いた大迫も先発。

[UAEアジアカップ GS1節] 日本 – トルクメニスタン/2019年1月9日/アル・ナヒヤン

 アジアカップのグループステージ初戦に臨む、日本代表のスターティングメンバ―が発表された。

 布陣は4-2-3-1となりそうだ。右臀部を痛めて別メニュー調整の続いたFW大迫勇也だが、この初戦にしっかり合わせて先発に名を連ねている。

 また、主力だった中島翔哉の負傷離脱に伴う左MFには、原口元気が入りそうだ。ロシア・ワールドカップ(W杯)でこのポジションを主戦場とし、追加招集された乾貴士はベンチスタート。

 注目は冨安健洋だ。

 遠藤航が発熱によるコンディション不良で調整が遅れ、さらに守田英正も負傷により離脱。そこでUAEに現地入りしたあとの非公開の地元クラブとの練習試合で、急きょボランチ起用された冨安がしっかり結果を残したという。

 とはいえ、冨安は所属先のシント=トロイデンで、2018-19シーズンの開幕から全試合フル出場を続けているものの、いずれもセンターバックとしてプレーしている。

 今回のボランチ起用。中盤で確実にボールを奪い切れるタレントを置きたいという、日本の森保一監督の意図が伝わってくる。最終ラインの前でのフィルター役を置くことで、ボランチのコンビを組む柴崎を、より攻撃に専念させたいという狙いも見える。

 もちろん、この試合の結果や内容にもよるが、果たして、冨安が今大会そのままボランチで起用されるのか。また、選手交代によるメリハリの付け方なども、注目点になる。

 国内組の先発はGK権田修一、DF槙野智章のみ。これまで森保監督のもとでプレーしてきた”ベスト”と言えるメンバーが顔を揃えている。

 FIFAランキングは日本が50位、トルクメニスタンが127位。

文:サカノワ編集グループ

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