RIZAP瀬戸社長が湘南との連携に言及「1ミリも変わらない。むしろ…」
湘南の新体制発表会でRIZAP Lab(ライザップラボ)について説明した同社の瀬戸健社長。(C)SAKANOWA
ベルマーレ戦士を鍛え支える「RIZAP Lab(ライザップラボ)」が今月から本格稼働。トレーナーや栄養管理士、スタッフ3人が常勤。
1月11日に行われた湘南ベルマーレの新体制発表記者会見で、湘南を昨年4月から傘下に入れるRIZAPグループ株式会社の瀬戸健社長があいさつに立ち、今月から同クラブで本格的に稼働させた「RIZAP Lab(ライザップラボ)」について説明した。また、昨年11月に同社の業務予想が下方修正されたことに伴う湘南への影響にも言及。瀬戸社長は「1ミリも変わらない。むしろ加速させ、全力で湘南ベルマーレとともに未来を築き上げていく」と強調した。
サポーター参加型の発表会とあって、瀬戸社長は自ら切り出し、湘南との連携について強く説明した。
「まず去年11月にRIZAPの第2四半期の決算発表をして、たくさんの方にご心配をかけ、これからの湘南ベルマーレとの連携を含めて『大丈夫かな』と思われたかもしれません。しかし、何も変わらず、1ミリも変わることなく、むしろRIZAPグループとして加速し、全力で湘南ベルマーレとともに、しっかり未来を築き上げていきます」
そのように瀬戸社長は湘南とともに、RIZAPも”強くなる”と呼び掛けた。
さらに現状と今後について続けた。「ライザップラボ」について紹介した。
「ライザップラボ」は結果にコミットするアスリートを育成するトレーニングおよび研究施設で、「最高のトレーニング環境を提供する」ことに主眼を置く。
高地トレーニングの環境を作り、30分で2時間分のトレーニング効果を得られる「低酸素ルーム」を設置。さらに的確に鍛える最新機器を揃えたジムも拡張し、トレーニングエリアを10倍広げ、マシン台数も2.5倍にした。さらにリカバリールーム、ミーティングルーム、カンファレンスルーム、安眠室を設置。
また昨季から務めるパフォーマンスアップトレーナーの菅野翔太をはじめ栄養管理士など3人のスタッフが常勤。選手個別にトレーニングするなど「徹底的に寄り添い」、そのなかで、「データ×テクノロジーで、選手の能力を定量化」を図り、「的確なパフォーマンスアップにコミットさせる」。まさに最高のトレーニング施設として、湘南と本気で向き合う。
RIZAP社が出資を開始した昨季、いきなりルヴァンカップを制覇し、さっそく「結果にコミット」することに成功した。とはいえRIZAPは今季一段とクオリティにこだわったトレーニングを提供して、湘南を支えていく。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI