【高校サッカー選手権】逆転、再逆転、同点、激闘…青森山田がPK戦を制し決勝進出
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檀崎、三國、小松が決める!尚志の染野はハットトリック。
[全国高校サッカー選手権 準決勝] 尚志 3(2PK4)3 青森山田/2019年1月12日/埼玉スタジアム2〇〇2
2大会ぶりの選手権制覇を目指す青森山田(青森)、初優勝に挑む尚志(福島)による白熱の一戦は、逆転、再逆転、そして同点と……3-3でPK戦に突入。4人がキックを決めた青森山田が決勝に進出した。
立ち上がりは青森山田がボールポゼッションで尚志を上回る。しかし26分、セットプレーから尚志の染野唯月が一歩競り勝ってシュートを突き刺し先制に成功。
そのまま尚志が1-0とリードして折り返した。
後半も高い位置で試合を進める青森山田は、さらにテンポを早める。そして56分に北海道コンサドーレ札幌入り内定の檀崎竜孔がチップキックPK、 63分にアビスパ福岡入りが内定している三國ケネディエブスがヘッドと気迫のゴールで逆転に成功する。
ところが尚志が真骨頂を見せたのは、むしろここからだった。
ゴール前でしっかり対応しながら、テンポを変化させて攻撃にアクセントをつける。すると染野が2ゴールを奪い、ハットトリックを達成。3-2と再逆転に成功したのだ。
しかし……このまま試合は終わらない。86分、青森山田は交代出場したばかりの小松慧が右サイドをぶち抜いて、起死回生の同点ゴールを叩き込んでみせたのだ。試合終盤は三國がFWに入りパワープレーでゴールを狙うが、3-3のままPK戦に突入した。
尚志はPK職人の鈴木康洋が登場。すると2人目で登場した三國がキックを枠外に外したが、4人が成功。一方、尚志は最初の二人が成功したが、一人が失敗、一人がセーブされる。結果、90分間のスコア3-3、PK戦4-2で青森山田が決勝にコマを進めた。
文:サカノワ編集グループ