【Jの輪】徳島→大宮→横浜FMライン。伊藤翔が登場!
V・ファーレン長崎の長谷川悠(左)&ジェフ千葉の下平匠(右)。明日、伊藤翔が登場!(C)MARIKA │茉莉香
下平匠の声が届いた!? 新天地デビュー戦ゴール。
JリーガーがJリーガーの友達を紹介していく連載コーナー『Jの輪』は、明日、鹿島のニューカマーFW伊藤翔が登場する。
ここ最近は、梅崎司→福元洋平の「大分トリニータライン」、福元洋平→長谷川悠の「徳島ヴォルティスライン」、長谷川悠→下平匠の「大宮アルディージャライン」とつながってきた。
長谷川は下平について、ピッチの中では「前線の選手の動きを常に見ていて、マークが外れたら即パスが出てくる。FWとしても、すごくやりやすい選手」と、阿吽の呼吸でゴールを決めることができたという。一方、ピッチ外でも「関西人とあって、いじったりいじられたりするのが好きだった」「靴や服の趣味も合った」。常に息の合う関係だという。
一方、下平も長谷川とのホットラインについて、「僕が顔を上げると、必ず動き出してくれて、自然とタイミングが取りやすいフォワード。大宮での2年間は、ハセとホットラインを築けて、自分自身もたくさんの試合に出場できて、良い思い出しかない」と振り返っている。
そして下平が次につないだのが伊藤翔。「横浜F・マリノスライン」だ。
2019年、横浜FMから千葉への期限付き移籍を完全移籍に切り替えた下平。そして横浜FMから鹿島アントラーズに完全移籍した伊藤。それぞれにとって、人生の重大な決断を下したシーズンを迎える。
下平は伊藤に「ACLで活躍する姿を楽しみにしています」とメッセージを送っていた。2月19日の鹿島の公式戦初陣となったACLプレーオフのニューカッスル・ジェッツ戦、その声が届いたのか、伊藤は挨拶代わりにホームのカシマスタジアムで新天地ファーストゴールをねじ込んでみせた。
シーズンスタートを告げる号砲とも言える、インパクトある一撃だった。
いよいよJリーグ開幕――。さっそく注目を集める鹿島の15番、伊藤は誰につなぐのか。どんなエピソードが飛び出すのか。21日夕方にアップ予定です!
文:サカノワ編集グループ