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すごい! 南葛SC下平匠、突破約30%の難関IT国家資格「基本情報技術者試験」に合格。Jリーグ横浜FM、G大阪、千葉、大宮で活躍

下平匠。(C)SAKANOWA

「目標だった年内合格できたし、挑戦してみてホンマに良かった」

 関東サッカーリーグ1部 南葛SCに所属するDF下平匠が12月14日、IT国家資格である「基本情報技術者試験」に合格した。合格率平均約30パーセントという難関で、ITの基本的な知識とスキルを有し、分析や戦略立案、システムやソフトウェアの開発や運用など担当できることを証明できる。

 クラブによると、下平は2023年7月23日に開催された基本情報技術者試験科目A免除修了試験に合格後、11月26日に基本情報技術者試験科目B試験を受験。12月14日にIPA(情報処理推進機構)から合格が発表された。

 下平は、南葛SCのパートナーであるIT人材教育会社『株式会社SEプラス』の試験対策eラーニング『独習ゼミ』の提供など、学習サポートを受けてきた。

 下平はニュースリリースで次のように、この試験に懸けてきた思いを綴っている。

「南葛SCに入団した時に、完全未経験の状態でシステム開発の会社に就職しました。『エンジニアです』と言うと、高い確率で凄いねと言われます。就職して2年経った時、ふと自分は何者なんだろうと考えました。人から見られる自分と、自分を客観視した時にギャップがありました。『エンジニアとしても誇れるものを手に入れたい』その思いから資格取得の勉強を始めました。それから株式会社SEプラス様の多大なサポートのもと、基本情報技術者試験に合格することができました。なりたい自分になるために、これからも様々な事に挑戦したいです。みなさん、共に挑戦しましょう!!」

 また、エックス(旧:ツイッター)(アカウントは @takumi_106)でも『ご報告』と題し、次のように伝えている。

「南葛SCが10周年の日に、基本情報技術者試験に合格しました。

 年内合格目指して勉強開始する事をSNSで発信した所、たまたま南葛SCチームパートナーのSEplusさんの目に留まり、試験合格に向けて伴走してもらえることになりました。

 勉強会での模擬テストも、最初はすごく点数が低くて、とても不安になったのを覚えています。本当に人生で一番勉強しました。

 目標だった年内合格できたし、挑戦してみてホンマに良かった!! 何歳になっても挑戦する事は大切!!」

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 Jリーグでは横浜F・マリノス、ガンバ大阪、ジェフユナイテッド市原・千葉、大宮アルディージャで活躍。35歳になった左利きのサイドバックが、その才能をITのフィールドでも開花させ、培ってきた力を社会に役立てようとしている。

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