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長谷部、記者会見でまさかの「先発予告」

フランクフルトの長谷川誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

シャフタール・ドネツクとホームで第2戦を控え、同席していたヒュッター監督が…。久々のボランチ起用か?

[EL ラウンド32]  フランクフルト – シャフタール・ドネツク /2019年2月21日(日本時間22日)/コメルツバンク・アレーナ

 アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠が2月20日、翌日のヨーロッパ・リーグ「ラウンド32」のシャフタール・ドネツクとの第2戦に向けて、アディ・ヒュッター監督とともに試合前の公式記者会見に臨んだ。

 長谷部はドイツ語で、この一戦に懸ける想いを語っていった。

 第1戦は引き分けに終わったものの、アウェーで2ゴールを奪えたことはポジティブな要因に挙げられる。

「(シャフタールの)タイソンは非常に優れた選手。とはいえ、彼とだけ対戦するわけではない。4人のアタッカー陣すべてに注意しなければならない。このホームでの一戦に集中するだけです。2-2は危険なスコア。1点、さらに……決めていきたい」

 また、この試合ではボランチ起用が噂されている。その件について長谷部が「そもそも明日の試合に出るかどうかも分からない」と言うと、隣に座っていたヒュッター監督が「プレーするよ!」とまさかの「先発予告」が飛び出した。

 長谷部はしかし真面目に言った。

「私はどのポジションででも、プレーできる準備はできています。指揮官の求める役割をしっかりこなすことだけです」

 また、記者から「選手間ではどのようにコミュニケーションを取っているのですか?」と聞かれると、長谷部は次のように答えた。

「マルティン・ヒンターエッガー(オーストリア人の26歳)とはドイツ語で理解し合っています。エバン・ヌディカ(カメルーン出身の19歳)とは英語です。分かり合えていますよ」

 多国籍軍でもあるチーム内で、長谷部が対話の中心的存在になっているようだ。

 シャフタール戦。果たして、どのポジションで先発するのか? 16強進出なるか。日本時間の22日2時55分にキックオフを迎える。

文:サカノワ編集グループ