DF松井大輔デビュー。リベロで先発、後半は右SBに入る。しかし横浜FC開幕連敗
横浜FCの松井大輔。(C)SAKANOWA
ビルドアップの起点役を担う。チームはセットプレーから山形FW阪野豊史の2発に沈む。
[J2 2節] 横浜FC 0-2 山形/2019年3月2日/ニッパツ三ツ沢球技場
横浜FCの松井大輔が”DFデビュー”を果たした。ホーム開幕となったモンテディオ山形戦、3バックの中央のリベロで先発し、さらに後半には4バックの右サイドバックでプレー。流れのなかで崩されるシーンはなく、期待された最終ラインからのビルドアップ面で貢献した。
練習試合でのプレーが評価されての抜擢。横浜FCのタヴァレス監督は松井の起用法を煙に巻いてきたが、試合開始とともに背番号22は最終ラインの中央に鎮座。ファーストプレーでは山形のCF阪野豊史と空中戦で競り合い、その後はボールを散らして、最終ラインからチームを支えた。
さらに後半開始からは4バックの右サイドバックでプレー。下平隆宏コーチから入念に指示を受けてピッチに立ち、ボールをキープする起点役を担った。79分に山本凌太郎と交代している。昨季はリーグ9試合に出場し、そのうち先発3試合だった松井だが、新たな役割で開花なるか。
試合のほうはセットプレーから阪野に2ゴールを決められて、横浜FCは開幕から2連敗。一方、山形は今季初勝利を収めた(1勝1敗)。
敗れたタヴァレス監督は試合後のフラッシュインタビューで、「後半はより攻撃的にするため4バックにしました。(修正点は?)だんだんと責任の重くなってくる試合が続きます。次の試合、その責任を感じてしっかり準備して、勝利を目指します」と語った。
文:サカノワ編集グループ