【浦和】天皇杯へ挑むスコルジャ監督「次のクラブW杯につながる一つの道に」。優勝すればACL2の出場権獲得
山形戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
8月6日の山形戦に向けて抱負、「前半からアグレッシブに、高い強度で入りたい」。
[天皇杯] 山形 – 浦和/2024年8月6日13:00/NDソフトスタジアム山形
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が8月4日、オンラインによる取材に応じて、2日後の天皇杯の今季初陣になる4回戦・モンテディオ山形戦に向けて抱負を語った。
浦和はこの天皇杯、2023年大会の名古屋グランパス戦でのサポーターの騒動により前回大会の参加資格を剥奪されたため、2大会ぶりの出場になる。また今大会は、6月のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)に参加したことで、4回戦からのエントリーになる。
この大会は優勝すると、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2の出場権を得られる。スコルジャ監督は次のように意欲を示す。
「まず天皇杯のトロフィー自体が大切であり、勝ち獲りたいです。そしてACL2につながることも重要です。次のクラブ・ワールドカップ(2029年開催)を考えた時、これも一つの道だと思っています。ACL2で優勝すると、その次のシーズン、ACLエリートに参加できます。そこで優勝できれば、クラブW杯に出場できます」
もちろん理想はリーグ優勝や上位でシーズンを終え、ACLエリートの出場権を掴むこと。ただ、選択肢であり「一つの道」として、ACL2経由での世界への挑戦も可能である。
スコルジャ監督は「そういった意味でも、天皇杯は我々にとって非常に重要な大会で、真剣に挑みたいと思います」と意欲を示した。
指揮官はこの山形戦、2年前の経験も踏まえて、立ち上がりからハイテンションで畳みかけたいと意欲を示した。
「モチベーション、ポジティブな姿勢が重要です。2年前のアウェーでの山形戦の前半、私たちは完全に眠っているような状態でした。ハーフタイムで3人交代し、(伊藤)敦樹のゴールで勝利できました。もしかすると前半の入りのところで、相手を過小評価していたのかもしれません。そうならないように、前半の入りのところからアグレッシブに、高い強度で入ろうと伝えています」
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今回のクラブW杯への道もまた、2021年大会に優勝してACLの出場権を得られたことで切り開かれていった。浦和が天皇杯、新たな一歩を踏み出す。