ハンドだと思うか?鬼木監督の答えは…川崎、89分のフッキPK弾に散る
川崎の車屋紳太郎。(C)SAKANOWA
ACL初戦、アウェー戦を落とす。公式戦いまだ未勝利、週末は横浜との神奈川ダービー。
[ACL GS1節]上海上港 1-0 川崎/2019年3月6日/上海体育場
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ1節、初制覇を目指す川崎フロンターレはアウェーで上海上港に0-1で敗れた。
Jリーグと中国超級リーグの王者同士の対戦。川崎は先発抜擢の長谷川竜也のミドルなどチャンスを作ったもののゴールを攻略できず。一方、守備陣も体を張り、上海上港のエース、フッキを中心としたぶ厚い攻撃を食い止める。川崎も50分に右サイドバックの馬渡和彰が負傷により交代を余儀なくされる。
川崎としては最低でも勝点1を持ち帰りたい。相手もイライラしており、そのプランを遂行できそうだ……と思われた89分、相手が再三攻略していた右サイドからの崩しに守田が対応。しかしスライディングした逆を突かれたところ、そこに転がってきたボールに手が当たる。結果的にボールをはらう形になってしまいハンドの反則でPKが与えられた。これをフッキに決められ、結局、決勝点となった。
試合後の記者会見で川崎の鬼木達監督は「選手は非常に良いパフォーマンスを見せ続けてくれました。これからしっかり修正すべきところは修正して、自分たちの進むべき道は間違ってないと思うのでしっかり続けていきたい」と語った。また、PKの判定を妥当だと思うかと問われると、「映像でしっかり確認したわけではないですが、もし手に当たっていたのであれば、レフェリーを尊重しなくてはいけないと思います」とコメントしている。
川崎はゼロックス・スーパーカップでは浦和レッズに勝利を収めたものの、その後、リーグ2試合連続で引き分け、今回も敗れてしまい、いまだ公式戦勝ち星なし。チーム全体のパフォーマンスは決して悪くないが、フィニッシュにつながる形を作れずにいる。
川崎は今週末の3月10日のJリーグ3節、2連勝中の横浜F・マリノスとアウェーで対戦する。「神奈川ダービー」は14時キックオフ。
川崎の上海上港戦のメンバ―は次の通り。
▽▽川崎
KAWASAKI FRONTALE
▽先発
GK
1 チョン・ソンリョン
DF
17 馬渡和彰
(50分→ 2 登里 享平)
3 奈良竜樹
5 谷口彰悟
7 車屋紳太郎
MF
6 守田英正
(90分→9 レアンドロ・ダミアン)
10 大島僚太
14 中村憲剛
16 長谷川竜也
(78分→8 阿部浩之 )
41 家長昭博
FW
11 小林 悠
▽控え
GK
21 新井章太
DF
29 舞行龍ジェームズ
MF
34 山村和也
FW
20 知念 慶
文:サカノワ編集グループ