大迫勇也は来週のレバークーゼン戦の復帰を目指す
大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
練習に合流したが、今週末のシャルケ戦は回避。
ヴェルダー・ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督が3月7日、試合前の公式記者会見を行い、練習に合流した大迫勇也について、8日夜のホームでの25節シャルケ04戦のメンバーには帯同させず、17日のアウェーでの26節バイヤー・レバークーゼン戦での復帰を目指すことを明かした。
大迫はアジアカップからブレーメンへ戻ったあと、背中の痛みが発覚。その後は回復に努めてきて、先日、ようやくチームの練習に合流したばかりだった。コーフェルト監督は大迫について「レバークーゼン戦では再び試合に出られる状態になると思う」と、来週、全体練習の様子を見てメンバー入りさせる可能性を明かした。
ブレーメンは現在8勝9分7敗、39得点35失点の10位。ヨーロッパリーグ出場権を獲得できる可能性のある7位圏内まで勝点6差。逆転はまだ十分に可能だが、ここで引き離されると厳しいところだ。その勝点6差に5位レバークーゼンもいるだけに、復帰が叶えば大迫には、さっそく得点をもたらす活躍が期待されそうだ。
また、クラブは6月のコパ・アメリカへの招集を拒否する旨を、日本サッカー協会に連絡。日本協会もその連絡が入ったことを認めている。各国協会は大陸別の世界大会に選手を年に一度招集できる拘束力を持っているが、大迫はアジア大会に出場したため、クラブ側が拒否権を発動できる(大陸別大会に二度呼んではいけない、という規則ではない)。コパ・アメリカに向けたチーム作りとなる3月のキリンチャレンジカップには、コンディションも考慮し、大迫は招集されない見込みだ。
文:サカノワ編集グループ