【移籍】ブレーメンの発表は?明大FW佐藤恵允を獲得「今後U-23チームで戦う」

実質５部アマチュアカテゴリーからのスタートに。

　ドイツ・ブンデスリーガ１部ヴェルダー・ブレーメンが7月18日、明治大学に所属するU-22日本代表にも選ばれるFW佐藤恵允（SATO Kein）を獲得したと公式サイトで発表した。トップチームではなく、まず今後はU-23チームでプレーするということだ。

　プロサッカー部門の責任者であるクレメンス・フリッツ氏は、パリ・オリンピックチームのプレーを以前からチェックしていたと獲得の経緯について明かしている。

「ケインは以前から私たちのネットワークを通じて知っていました。U-21日本代表でも集中的にチェックしてきました」　

　今年３月に行われたU-22日本代表対U-21ドイツ代表（いずれもパリ五輪世代、△2-2）で、ゴールを決めた佐藤のプレーを高く評価したそうだ。

　また、フリッツ氏は、トップチームではないにも関わらず、佐藤が今季降格したU-23チームへの加入を決めたことを喜んでいる。

「それは簡単ではなかったはずですが、彼が我々と一緒に戦ってくれることを決断してくれたのは幸運で嬉しいです」

「彼はとても俊敏で、フィールドで捕らえるのは極めて難しい。またインテンシティが高く、活動量も豊富です。とてもエキサイティングな選手です」

　U-22日本代表では4試合に出場し、２ゴール・１アシストを記録しているとも紹介している。

　Ｊリーグを介さない海外挑戦になるが、VfBシュツットガルトのチェイス・アンリ（尚志高→）、ボルシア・メンヒェングラードバッハの福田師王（神村学園→）に続いて、アマチュアカテゴリーからのスタートとなる。

　23歳以下主体のブレーメンⅡは実質５部の地域リーグに所属。U-19中国代表の選手なども所属している。