W杯スペイン撃破のドイツ英雄フュルクルク、“格安”で経営危機ブレーメンが放出検討か。ヴィッセル神戸の大迫勇也と元チームメイト

王者バイエルンが興味!? しかし――。

　カタール・ワールドカップ（W杯）に臨んでいるドイツ代表FWニクラス・フュルクルク（Niclas Füllkrug ヴェルダー・ブレーメン）が来年１月に開く移籍マーケットで注目株になりそうだ。経営難に苦しむブレーメンが“格安”での売却を検討せざるを得ないという。

　ブンデスリーガでの好調が評価され、29歳にしてW杯でドイツ代表初招集の大抜擢。するとこの期待に応え、スペイン戦でチームを窮地から救う強烈な同点ゴールを突き刺してみせた。

　ドイツのヒーローとなっているストライカーだが、このゴールにより評価も大幅にアップ。ドイツメディア『フスバルニュース』は11月29日、クレメンス・フリック・スポーツダイレクターが『ビルド』に語った「ニクラスも受け入れるしかないようなビッグオファーが届けば、私たちの経済的な状況を考えると、検討することになるでしょう」と語ったコメントを紹介。移籍金2000万ユーロ（約28億）を最低ラインに、交渉に応じるのではないかということだ。

　フュルクルクは2025年６月までブレーメンと契約を結んでいる。29歳と決して若くないこともあるが、勢いあるストライカーとしては安価と言える。

　何よりブレーメンは1400万ユーロ（約20億円）の負債を抱えていて、ある程度の条件が提示されれば、放出はやむを得ないということだ。そうしたなか王者バイエルン・ミュンヘンがこの遅咲きのニュースターに興味を示していると報じられたが、『シュポルト１』は「バイエルンの首脳陣は関心を示していない」と否定している。

　ちなみにブレーメンでは、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也ともチームメイトとして切磋琢磨してきた。

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