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ブレーメン大迫が初得点も連敗。「正しい道を進んでいる」と指揮官は強調

日本代表での大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

退場者が出て、87分の失点で逆転負け…。

[ブンデス 2節] ホッフェンハイム 3-2 ブレーメン/2019年8月24日/ライン・ネッカー・アレーナ

 ドイツブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也がアウェーのTSG1899ホッフェンハイム戦、81分に2-2と一時同点に追い付く今季初ゴールを突き刺した。しかしチームは87分に再び勝ち越され、開幕2連敗スタートとなった。

 大迫は4-3-3の左ウイング(シャドー)で、2試合連続のスタメン出場を果たした。立ち上がりから主導権を握り42分に先制したブレーメンだが、後半に入り、54分、59分と失点。さらに77分には前線のヨハネス・エッグシュタインが退場処分を食らい、アウェーチームは数的不利を余儀なくされる。

 その苦しい状況で迎えた81分だった。ブレーメンは敵陣左サイドでのインターセプトに成功。そのパスを受けた大迫がカットインから右足を降り抜き、ゴール右隅にシュートを突き刺した。

 まさに起死回生の一発だった。しかし……86分に大迫が交代してベンチに下がった直後、相手に決勝ゴールを決められてしまった。

 シュート数はブレーメンが18本、ホッフェンハイムが10本と攻め込んだ。それだけにアウェーで勝点1を最低でも手に入れたかっただけに手痛い一敗となった。

 ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督は試合後の記者会見で「この道は間違っていない」と、チームの方向性の正しさを強調した。

「もう一度言います。私たちの道は正しい方向へ向かっています。アウェーゲームで非常に力強いプランを遂行しましたが、あり得ないような失点を喫してしまい敗れてしまいました。選手たちは士気、情熱、闘志を示してくれましたが、今、自分たちのためにもさらに走る必要があります」

 そのように指揮官は、チームが連敗を喫したことで疑心暗鬼になることを、何としても避けるべきだと主張した。ゴールシーンのみならず大迫は前線でほぼ完ぺきにポストプレーをこなしていた。ハードワークも怠らないだけに……結果的には交代していなければ、結果も変わっていたかもしれなかったか。

 DFBカップを含めると今季公式戦は3試合1得点1アシスト。日本代表のエースストライカーが、今季は目に見える「結果」でも存在感を示している。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics:Yuya OSAKO of Werder Bremen get the firstgoal in this season! But…

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