プレミアリーグが「移籍改革」、来季開幕前8/15にマーケットの締め切りを設定か
プレミアリーグのブライトンで活躍する日本代表の三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
他国主要リーグの追随を期待。
イングランド・プレミアリーグが2025-26シーズン、夏の移籍マーケットについて、開幕前の8月15日を移籍期限の最終日に設定することで全クラブ合意したという。『スカイ』が9月29日、『サンデータイムズ』の情報を引用して伝えている。
今季は8月30日に期限が設定されていた。しかし今回のみならず、シーズン開幕を迎えたあと、その最終日付近での争奪戦が激しくなり、特に中・下位ではライバルクラブからの引き抜きが相次いでいた。そのため戦力を奪われたクラブは、もう期限を過ぎたため、フリートランスファー以外は補強ができなくなるという目に遭ってきた。
こうした状況に不満を持つクラブは多く、いずれにせよ“明日は我が身”とも言え、シーズン開幕前にマーケットを閉めるというのだ。開幕前後に負傷者などが出ることも考慮しての現在の設定だが、「開幕前」のほうがよりフェアだという考えで一致したようだ。
プレミアリーグは以前にも同様のマーケットの日程設定をしていた。そのあとイタリア、ドイツ、スペインに選手が引き抜かれる状況が続いたため、結局、他国に合わせるスケジュールに戻していた。
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ただ現在は、ドイツ・ブンデスリーガでも同様の不平不満の声が出るなど、他国の主要リーグが追随することを望んでいるという。