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浦和の杉本健勇が古巣C大阪戦で決勝PK!「お前が蹴っていいと言われた」

浦和レッズの杉本健勇。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

待望の移籍後初ゴールで、リーグ2連勝に貢献。

[J1 4節] C大阪 1-2 浦和/2019年3月17日15:00/ヤンマースタジアム長居

 浦和レッズの杉本健勇が古巣セレッソ大阪戦の82分、マルティノスが倒されて得たPKを決めて、待望の移籍後初ゴールを奪った。チームは2-1の逆転勝利で、リーグ2連勝を収めた。

 この日、浦和は3-5-2の布陣を採用。杉本は興梠慎三と2トップを組み、公式戦4試合ぶりにスタメンに復帰した。

 浦和の背番号14は前線でボールを収め、敵陣でファウルを受けてFKを獲得するなど前線で潰れ役に。そして1-1で迎えた82分、GKキム・ジンヒョンとの対決を制して、PKをねじ込んでみせた。

 杉本は試合後のフラッシュインタビューで、次のように語った。

「(ヤンマースタジアムでの試合は)ずっとここで戦ったきたので、不思議な感じでした。ただ、そのなかで勝てたので今はホッとしています。(PKについて)ジンヒョンとはいつも一緒にトレーニングをしてきて、PKの練習もしてきたので少し緊張しましたが、思い切り蹴りました」

 浦和のPKキッカーは本来、興梠が務めている。今回はどのようにキッカーが決まったのか。杉本は次のように説明した。

「今回、もしもPKの場面があったら、『お前が蹴っていい』と言われていました。みんなに感謝しています」

 待望の浦和での初ゴールで、勝点3をもたらした。チームはリーグ2連勝、ACLも1勝1分。勢いがついてきた感じである。

「まだまだ自分のプレーも出せていません。ここでタイトルを獲れるように、自分のプレーを出して勝利に貢献していきたいです」

 杉本はそのように改めて気持ちを引き締めていた。北海道コンサドーレ札幌戦( スコアは●0-2 )での完敗でスタートを切った5連戦は、3勝1分1敗で乗り切ることに成功。浦和がじわじわと浮上してきた。再開明けの30日の5節は、無敗のFC東京とホームの埼玉スタジアムで対戦する。

文:サカノワ編集グループ