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仏から日本代表初参戦の昌子源が明かした”衝撃”「正直悔しい3か月だった」

フランスから帰国した昌子源(左)。鹿島時代の同僚で代表初招集の安西幸輝とも再会。(C)SAKANOWA

森保ジャパン初招集。11人のコロンビアに勝つ!と決意を示す。

 今冬に鹿島アントラーズからトゥールーズFCに移籍したDF昌子源が3月18日、キリンチャレンジカップの3月シリーズ(22日/コロンビア戦@日産スタジアム、26日/ボリビア戦@ノエビアスタジアム神戸)に臨む日本代表の練習初日に合流した。

 昌子にとって、ロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる日本代表復帰。森保一監督のもとで初めてプレーする機会になる。もちろん今年1月にフランスへ渡って以降、初めての日本への”凱旋”でもある。

「新しい選手もいれば、(西)大伍くんや安西くんの鹿島組もいて、懐かしい感じはしました。でも、(フランスに)行って3か月ぐらい。国内で集合した感はまだありましたね」

 そのように練習初日を振り返った昌子だが、フランスでの3か月は刺激に溢れ、同時に力不足を実感してきたと明かした。

「行って3か月ぐらいですけれど、衝撃と言いますか、世界レベルと言いますか、常に外国人の選手と対戦することは、もちろん初めてのことでした。この期間は、いろんなところで、悔しい想いをした3か月でした。これから先も残り10数試合、悔しい想いが続くシーズンになると思っています」

 トゥールーズでは9試合連続フル出場を続けるが、その間は2勝4分3敗と勝ち越せずチームは14位と低迷。その責任もさっそく感じている。

 今回、悔しさを糧にして、エネルギーとしてぶつける2試合になる。もちろん自身の進化を感じ取れるチャンスにもなり得る。

 昌子は何よりロシアW杯以来となるコロンビア代表との対戦を楽しみにしていた。

「もちろん、W杯と同じ雰囲気やテンションにはならないと思います。彼ら(コロンビア代表)が僕らをどういう立ち位置で見ているかは分かりませんけれど、僕らにとっては大事な試合になります。これは僕個人の考えですが、結局、W杯は10人のコロンビアにしか勝っていない(※開始3分、コロンビアDFカルロス・サンチェスがハンドで退場&PKを献上。日本が1-0で勝利)。それもサッカーの一面で、もちろん今回もまたどちらかが退場することもあり得ます。向こうはアウェーでもある。ただ大切な試合。11人のコロンビアに勝つ。そこを大事にしたいです」

 コロンビアに勝つのみ。そこはやはり鹿島の血が流れていると感じさせる。メンバーを揃えてきたコロンビアをホームで叩いてみせる――。そこだけに、昌子はフォーカスを置いていた。

 今回のメンバーの中では、ちょうど年齢的には真ん中ぐらいにあたる。ランニングでも真ん中を走り、いろいろな選手に語りかけていた。森保ジャパンの要になっていく――昌子がその一歩目をしっかり踏み出すための3月シリーズにしたい。

練習初日、昌子は先頭を走っていた。(C)SAKANOWA

文:サカノワ編集グループ