【浦和】武藤雄樹が目指す「200試合」の先の今季初ゴール
浦和の武藤雄樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
節目に感謝しつつも、欲しいのは歓喜の瞬間。
[J1 6節] 浦和 – 横浜FM/2019年4月5日/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズのFW武藤雄樹が3月30日の5節・FC東京戦、今シーズン初出場を果たすとともに、J1通算200試合出場を果たした。5日の横浜F・マリノス戦では、201試合出場&勝利に導く今季初ゴールを狙う。
FC東京戦、武藤の復帰に伴い、チームは今季初の4バックを採用。浦和の背番号9は2トップの一角に入った。
「ボールを持つ時間は長く、(陣形)コンパクトに保って戦えていたので、いい部分は多く出たと思います。ただサイドで起点を作りながら、いかに中で崩すかが課題。そこを修正して、次、戦いたいです」
そのように振り返った武藤は、調子を上げていきたいと強調した。
「ボールを引き出し、ランニングをして起点を作る部分はできましたけれど、相手の固いブロックを崩すことができなかった。相手の怖いところでボールを受けて仕掛けられれば。僕もコンディションを上げていければ、次はもっといいプレーができると思います。
最後は体力的に落ちてミスも増えてしまったので反省し、次なくしていかないといけない。ピッチに立ってプレーできるのは嬉しいことなので、次は勝利につながるプレーをして、喜びサポーターと分かち合いたいです」
また、J1・200試合出場は、あくまでも通過点だと強調した。
「出場数で目標にしている数字はありませんが、プロとして、ここまでプレーできていることは、仲間やスタッフ、サポ―ターの皆さんに応援されて、ここまで来られたことなので感謝しています。幸せなことだとも思います。ただ、もっともっとプレーしたいので、頑張っていきたいです」
その後は200試合出場を祝福されるたび、「いやぁ……ゴールを奪えませんでしたからね」と無得点に終わったことを悔やんでいた。
ようやくJ1のピッチに立った。次はホーム埼スタでの201試合出場、そして今季初得点……通算45ゴール目だ。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI