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【鹿島】常本佳吾が“育ててくれたクラブ”横浜FM戦へ「負けたくない、絶対に」

鹿島の常本佳吾。(C)KASHIMA ANTLERS

「アシストでの貢献」にも意欲を示す。

[J1 8節] 鹿島 – 横浜FM/2022年4月10日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF常本佳吾が4月8日、オンラインによる取材に応じて、首位に立ったチームの好調の要因とともに、10日に迎える横浜F・マリノスとの上位対決に向けて抱負を語った。

 今季は右サイドバックとして開幕から全7試合に出場。最近4試合はフル出場を果たしている。最終ラインの上下動にもきめ細かく対応し、リーグ5連勝と波に乗るチームを支えている。

「逆転だったり、少しずつ成功体験を増やしていけていることが、いい流れになってきていると思います。失点しても跳ね返せますし、この間(アビスパ福岡戦)は(失点)ゼロに抑えて勝ち切れました。今年は『逆境を乗り越える』ことが、優勝するためのポイントだとチームとしても認識しています。そこを跳ね返せていることが、チームとして良くなっている要因だと思います」

「90分通していい時間帯も悪い時間帯もありますが、最後に勝ち切るところにフォーカスできています。流れに乗った時に点を取り、悪い時にしのいで、そういったことができていると思います」

 優勝するためには勝利が欲しい――タイトルを狙ううえでは必ずやライバルになる横浜FMとのホームゲームを迎える。

「マリノスは前線に速い選手が多いので、いい準備を常にすることが大事。ディフェンスとしては1本でもやられたら意味がなくなってしまいます。最後まで集中を切らさず対応していきたいです」

 常本自身はそのようにまず守備に軸を置きつつも、「昨年に続きアシストの結果を残せていないので、そこはサイドバックとして、成長するうえでポイントになるところ」と、クロスなどから決定的な仕事にも絡みたいと意欲を示す。

 何より横浜FMはジュニアからユースまで所属していたクラブだ。

「育ててくれたクラブなので感謝しています。自分の強い姿、いい姿を見せたいと思います。(対戦での特別な思いは?)自分は鹿島の人間になったので、そこまで意識していません。でも……負けたくないですね、絶対に。その気持ちは他のチームよりも強いかもしれないです」

 常本は鹿島の選手らしく、勝利への強いこだわりを吐露していた。プロ2年目、23歳のサイドバックは静かに……しかし熱く闘争心を燃やしている。

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