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【浦和】昨季9戦6発ブラジル人FWが間もなく復帰へ!指揮官明言

ACLの浦和対全北現代戦。エヴェルトンのシュートは決まらず…。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「ファブリシオが次の対戦(4月24日)には間に合う可能性がある。新たな物語が待っている」

[ACL GS3節] 浦和 0-1 全北現代/2019年4月9日/埼玉スタジアム2〇〇2/2万118人

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ3節、浦和レッズが韓国の全北現代モータースに0-1で敗れた。グループGで、浦和は1勝1分1敗の勝点4のまま2位、一方、全北現代は2勝1敗の勝点6で首位に立った。

 試合後の記者会見で、オズワルド・オリヴェイラ監督は1時間にわたって熱弁をふるった。通訳が二回(日本語、英語)入ることも関係したが、「勝った時は祝うためにすぐ帰りたいです。 負けたあとこそ、悪い結果の中で色々なものが見えなくなってしまうことがあり、そういう時こそ説明したいと思っています」と、指揮官は現状と今後について詳しく語った。

 そのなかで、4月24日に迎えるACL4節のアウェーでの全北現代戦に向けて、オズワルド・オリヴェイラ監督は次のように展望を示した。

「(アウェーでの全北現代モータースとの)再戦まで2試合(14日ガンバ大阪戦、20日ヴィッセル神戸戦)があるので、まず、そこで責任を果たしたいと思います。次戦までには、ファブリシオが戻ってくる可能性があります。次の試合はまた違った物語になると思っています」

 そのように昨季リーグ戦9試合6ゴールを決めたものの、昨年9月に左膝前十字靭帯損傷と内側半月板損傷の重傷を負ったファブリシオの復帰を示唆した。

 一方、この日の試合について、「立ち上がり20分間の『躊躇』が悪かったと思います」として、「少し不安を抱えた20分のあと、しっかりボールをグラウンダーでつなぎ、サイドでトライアングルを作って連動し、ペナルティエリアに入っていくこともできていました」とその後の修正はポジティブに捉えた。

 そして失点のついては、次のように悔やんだ。

「後半に入ってからはハーフタイムに修正し、流れを作ることもできました。選手たちもマークを外す動きも増やせました。しかし、たくさん練習している形の中で失点を喫してしまいました。相手がそのようなプレーをしてくる可能性は知っていましたが、インターセプトで止めることができませんでした。ただ、相手のレベルが高かったこともあります。途中出場したアドリアーノはスピードとアジリティのある非常に質の高い選手でした」

 そのように敗戦を受け止めた。そして最後は「必ず次は勝ちたいです」と意欲を示した。

 浦和がなかなか流れに乗れずにいる。果たして、ここから「次の物語」がどのような展開を迎えるのか――。

文:サカノワ編集グループ

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