【浦和】左肘脱臼の酒井宏樹「大きな誤解」、FC東京とエンリケに謝罪
浦和の酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
やや錯綜…主審はファウルを認めるもアドバンテージ。
[J1 20節] 浦和 0–0 FC東京/2023年7月8日19:00/埼玉スタジアム
試合開始早々に空中戦の着地時に左肘を脱臼した浦和レッズのDF酒井宏樹が7月8日の試合後、インスタグラム(@hiroki.sakai_19)のストーリーズを更新し、自身が発したコメントについて「大きな誤解」をしていたと自身の見解を示した。そのうえでFC東京、エンリケ・トレヴィザン、彼の友人をはじめ関係者に対し謝罪した。
浦和対FC東京戦の開始3分、右サイドでヘディングの態勢に入った酒井とエンリケ・トレヴィザンが競り合った。そして着地する際、酒井が左肘を挫いて転倒した。酒井は起き上がれず担架で運ばれ、6分、荻原拓也との交代を余儀なくされた。
酒井は試合後、ボールに向かわないアフターチャージ気味のファウルであり、そういったプレーはJリーグ全体で減らすべきだと主張した。ただし、次のようにその発言を撤回した。
「負傷したシーンはまだ見れませんが選手、スタッフからフェアな競り合いだったと聞きました。大きな誤解をしていました。
エンリケ選手とは試合後お話ししお互いのこれからの健闘を称え合っています。
今回の負傷は競り合いの中でただ僕が怪我をしただけです! 何も悪質な事はありませんでした。
記事を見たFC東京に関わる皆さま、エンリケ選手のご友人の方などには嫌な思いをさせてしまいました事を謝罪させていただきます」
試合後にまず病院に向かったという酒井だが、深夜にそのように書き込みを行った。
ただ、やや錯綜していて、このシーンは、目の前で見ていたカミス・モハメド・アルマッリ主審が、エンリケ・トレヴィザンの酒井に対するファウルを認めている。その酒井の競り合ったあと浦和がボールをキープしてチャンスとなったため、アドバンテージをとり、このファウルを流していた。“正当なチャージ”でもまたなかった。
ただ酒井はそのように謝罪。この件について、終止符を打とうとしている。
また9日朝には、「メッセージありがとうございます」「今回の怪我についてとても残念に思っています」「1日でも早く復帰できることを祈っています」とも報告している。
ここから浦和はタイトル獲得へ重要な試合が続く。骨折などに至っていないかなど、酒井の状態が気になるところだ。