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湘南窮地19試合で「1勝」、浦和戦は決定機なし。最下位脱出ならず…山口監督「狙っていることを積極的に行ってくれた」

湘南の山口智監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

3試合連続ゴール中だった大橋祐紀も厳しいマークで沈黙。

[J1 25節] 湘南 0-1 浦和/2023年8月25日19:03/レモンガススタジアム平塚

 J1リーグ25節、湘南ベルマーレが浦和レッズに0-1で敗れ、リーグ2連敗を喫し、最下位脱出ならず。4試合前にサンフレッチェ広島に勝利したものの、これでリーグ戦は19試合で1勝しか挙げられずにいる。この日は決定機さえなく窮地に立たされている。

 AFCアジア・チャンピオンズリーグから中2日である相手に対し、立ち上がりからプレスを果敢に仕掛けた。3試合連続ゴール中の大橋祐紀が惜しいボレーを放ったが、そこからの攻撃は単発に。地上戦で挑んでいったが、技術で上回る浦和に次第に主導権を握られ、後手に回ってしまった。

 ホセ・カンテには「周囲に敵がいないことが分かった」と寄せが甘くなったところ、左足でのファインショットを決められ、これが決勝点に。再び連敗を喫した。

 山口智監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「(前半は)狙っていることを積極的に行ってくれました。最後のクオリティや工夫のところで後半修正し、何度かチャンスはありました。この間の試合から変えたところは、見ることができました。最後のところで取り切りたかったです」と振り返った。

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 カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表FW町野修斗の退団もあり戦力的に苦しくなった湘南だが、この日は決定機なし。自陣でつなぎながらも、敵陣ではアバウトはクロスが目立った。ゴールからの逆算が感じられず、戦力と戦術のミスマッチが解消できずにいる印象も受ける。

 リーグ戦はここ19試合で1勝しかできていない。そして最下位脱出ならず…。大橋へのマークの厳しさも増す。すでに移籍マーケットは終了したが、何かしらの打開策は求められそうだ。

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