【松本×鳥栖】10位浮上の反町監督「いいGWにしたい」、3連敗のカレーラス監督「『悪い』としか言いようがない」
松本の反町監督(左)と鳥栖のカレーラス監督(右)。(C)SAKANOWA
前田大然がひと仕事、トーレスは無得点に終わる。
[J1 8節] 松本 1-0 鳥栖/2019年4月20日/サンプロ アルウィン
松本山雅FCが開始10分の前田大然のゴールを守り切り、ホームで勝点3を獲得した。3勝2分3敗の勝点11で勝率5割に戻し、10位に浮上した。
一方、サガン鳥栖はフェルナンド・トーレスが先発復帰を果たしたものの、またも無失点に終わり3連敗。開幕から8試合で総得点「1」というゴール欠乏症で、1勝1分6敗の勝点4で最下位。ただ勝点は17位の仙台と並んでおり、連勝できれば一気にジャンプアップできる状況ではある。
試合後のフラッシュインタビューで松本の反町康治監督は「(開始10分に前田のゴールで先制したが)そのあとは防戦一方になり、ちょっと厳しいゲームになりましたけど、最後のところは、横からのボールに対し(サイドからのクロス)、トレーニングしたことをしっかり出してくれました。それは自信につながると思います」と振り返った。
「(先制点は)向こうは最終ラインにケガをしている選手がいて、その不安定なところを、大然が上手く突くことができたと思います。まだシーズンが始まったばかりですが、こうした苦しいゲームをものにできたのは大きく、こうしたゲームをしないと勝点を取れない。決して褒められた内容ではないですが、素直に喜びたいです」
そのように指揮官は粘り強く戦って結果を残した選手たちをたたえた。4月28日の次節9節はアウェーで首位のFC東京と対戦する。「強豪との対戦が続きますが、いいゴールデンウィークにしたいので、頑張りたいと思います」と、意欲を示した。
一方、鳥栖のカレーラス監督は厳しい表情で、「小さなミスが致命的な失点になってしまいました。チャンスはこちらのほうが多く作り上げていましたが、決め切ることができませんでした」と語った。
「(ハーフタイムは)これまでやってきたこと、トレーニングしてきたこと、この試合に向けて準備してきたこと、それを続けることを伝えました。(3連敗について)『悪い』としか言いようがありません。だからと言って下を向かず、努力し続けるしかありません」
そのように言葉は少ないものの、前を向くべきだと強調していた。次節はホームで湘南ベルマーレと対戦する。
文:サカノワ編集グループ