【浦和×神戸】興梠のPKは反則!? 審判部が見解を示す

神戸戦、浦和の興梠(30番)がPKを決めて先制!

「フェイントは軸足の一歩前なので、問題なし」。FC東京のディエゴ・オリヴェイラのキックについても説明。

[J1 8節] 浦和 1-0 神戸/2019年4月20日/埼玉スタジアム2〇〇2

 浦和レッズのFW興梠慎三がヴィッセル神戸戦、開始10分にPKを突き刺して、これが決勝点となった。ただ、興梠の一旦止まるようなキックフェイントは競技規則に反していないのか!? その点について、4月23日に更新された『DAZN』の「Jリーグジャッジリプレイ」で、日本サッカー協会(JFA)の上川徹トップレフェリーグループシニアマネジャーが解説をした。

 競技規則の第14条のPKの項目では、「競技者が一度助走を完了したあと、フェイントを入れた場合、主審からイエローカードが掲示される。ただし、助走中のフェイントは認められる」と記されている。それを踏まえて、上川氏は次のように見解を示した。

「興梠選手のキックは十分に認められる方法だと言えます。軸足を入れる一歩手前で一回止まって、再び走り出しています。(キックフェイントは)助走のうちに入っていると思います」

 そのように、問題なく「OK」だと判断した。

「(キックモーションの)最後の軸足をついたあと、足を止めるとか、蹴るようにして戻すなどのフェイントは認められません」

 上川氏はそう補足もした。加えて今回は、軸足の前に足を踏み込みフェイントを入れた際、少し体を後方にそらすなど動きが停止したとも言えなかった。

 上川氏は助走にいろいろなアクションを加えるFC東京のディエゴ・オリヴェイラのPKについても解説。彼のキックモーションについても、「助走中のスピードを止めたり、ゆっくり走ったりすることは問題ありません」と問題ないと説明した。

 番組に登場した原博実Jリーグ副理事長は興梠とゴールキーパーの駆け引きについて、「今度はGKが対応し、そのように蹴ってくると考えて、じっと我慢してあと立っていれば、今度は興梠もそこまで強いキックを蹴れない。それは駆け引きがある面白さ」とも語った。

 国際サッカー評議会(IFAB)は年々、よりダイナミックに、より多くのゴールが決まるようにルールを少しずつ改定している。PKも基本的にはキッカー優位だ。ポイントは最後の「軸足」が鍵。踏み込んだあとのフェイントは許されないということだ。

取材・文:サカノワ編集グループ

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