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【鹿島】FC東京を下し3連勝! 鬼木監督の記者会見。J最長タイ ホーム25試合連続無敗に「記録には正直こだわっていない。ただ勝ちたいだけです」

鹿島の鬼木監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

舩橋佑の先発起用、小池龍太&濃野公人のポジションチェンジ…その狙いや意図は!?

[J1 4節] 鹿島 2-0 FC東京/2025年3月1日14:03/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ4節、鹿島アントラーズが鈴木優磨のPKによる先制点、師岡柊生の今季初ゴールで、FC東京に2-0の勝利を収めた。鹿島はこれでJリーグタイ記録となるホーム25試合連続無敗となった。

 鹿島の鬼木達監督は試合後の記者会見で、「ホーム3連戦、選手が最後まで本当によく頑張ってくれました。それを後押ししてくれたサポーターに感謝したいです。最後の最後まで戦い抜けたのも、そういった声援や選手の姿勢があったからこそでした」と、鹿島一丸で掴んだ勝利を喜んだ。

「ゲームはスタートから体力の部分(3連戦による疲れなど)もあったものの、アグレッシブに行こうというのはありました。苦しい場面で背後を何度か抜け出されたシーンもありましたが、後半、選手たちがよく理解しながら、しっかり締めるところを締めて、スキを見逃さず点を取ることができました。(この勝ち方は)自分たちが求めていた一つの部分でもありました。非常に良くやってくれたと思います」

 前半はFC東京に決定機を作られたが、指揮官は決して“劣勢”とは捉えていなかった(実際、FC東京の枠内シュートは1本のみ)。勝因には「我慢強く戦えたところ」を挙げた。

「前半を含めて、決して相手のリズムだったかというと、自分たちはそのようには判断しておらず、もちろん攻撃の部分で少し物足りなさはありましたが、しっかり(ハーフタイムに)(失点)ゼロで帰ってきて、今日の90分を使ってどのように勝つかというところで、最後の最後まで失点せず、よく戦ってくれました」

 また後半途中から、この日は右サイドバックの濃野公人と右MFの小池龍太を入れ替えて、無失点勝利につなげた。その采配について、鬼木監督は次のように説明した。

「プレスのところと、また少し相手に背後を狙われ始めているところがありました。体力的にも、前と後ろを変えたほうが、少し余裕が出るかなと。行ったり来たりの展開にせず、龍(小池)のところでしっかりボールを落ち着かせて、キミ(濃野)は推進力があり、そこで少しでも穴が開かないようにと判断しました」

 そしてリーグ最長タイとなるホームゲームでの25試合無敗記録について。鬼木監督は「記録には正直、こだわっていない。ただ勝ちたいだけです」と強調した。

「このスタジアム、この雰囲気が後押しし、選手にエネルギーと勇気を与えてくれます。私たちスタッフも勇気づけられています。勝ちを信じて戦えています。そういう後押しがあるから、自信を持ってピッチに立てている。それが結果として表れていると思います。私もまだ来たばかりですが、そういったことを非常に感じています。記録には正直、自分はこだわっていない。ただ勝ちたいだけです。引き分けでいいとは思っていません。やはりホームゲームで勝つことで優勝へ近づけます。そこを意識しながらやっていきたいです」

 またボランチの先発に舩橋佑を抜擢した理由について、鬼木監督は次のように答えている。

ここのところのトレーニングで良くて、前節(アルビレックス新潟戦/〇2-1)は非常にアグレッシブに戦ってくれて結果を残してくれました(76分から柴崎岳と代わって途中出場)。中盤のところで、エネルギーのある選手を入れながら、90分間のマネジメントという面もあり、佑を起用しました。役割として、良くやってくれました。佑の特長を考えると、まだまだできると思いますし、そうではないところでも闘えるところは自信につながったと思います」

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 ホーム3連戦で3連勝! 鹿島は3勝1敗で、暫定2位に。3月8日はアウェーで柏レイソル、そして16日はカシマスタジアムで浦和レッズと対戦する。