猶本光ドイツ初タイトルならず!「悔しいけど、梢姉さんも言ってたなぁ」。令和初日のDFB杯決勝はベンチ入りも出場機会なし
浦和レディース時代の猶本光。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
リーグ首位ヴォルフスブルクに0-1で力負け。
女子DFBカップ決勝が5月1日にケルンのラインエネルギーシュタディオンで行われ、Vflヴォルフスブルクが1-0で勝利を収めた。3日前のリーグ戦にフル出場していたフライブルクのMF猶本光はベンチ入りしたものの出場機会を得られなかった。ヴォルフスブルクは5連覇。
ヴォルフスブルクは目下、リーグ戦で17勝2分1敗(91得点11失点)で首位。対するフライブルクは7勝4分9敗(40得点29失点)の7位で、主力選手に負傷者が出ている状況だった。
試合は前半は拮抗した展開で、スコアレスのまま後半へ突入。しかし後半に入るとヴォルフスブルクが次第に試合を優位に進め、55分に先制点を決める。その後もフライブルクは押し込まれる展開に。変化をつけるためにもチャンスのほしかった猶本だが、出番が訪れることはなかった。
猶本は4月28日にリーグ戦のSGSエッセン戦にフル出場し、1-2で敗れていた。そこから中3日という日程だった。
クラブ初のタイトル獲得はならず。猶本にとっての初優勝も持ち越しに。とはいえ、ドイツではあるが「令和初日」5月1日の決勝戦で船出――。ここからが楽しみなスタートを切った。
猶本は試合後、自身のツイッター( アカウントは @hikaru_naomoto)で次のように報告をした。
「準優勝。
かなりチャンスあったけど、これが強いチームとの差。
私は残念ながら今季初めて出場時間0分。
大一番で使われるほどの信頼を勝ち取ることは難しい…海外でプレーするというのは、こういうことも含めて、絶対に乗り越えないといけない。
今日は悔しいけど。そういえば梢姉さんも言ってたなぁ」
文:サカノワ編集グループ