EL挑戦権逃す…STVV遠藤航が劇的アシスト「ボランチとして出続けられ次につながる」
オーステンデ戦にフル出場し、アシストを記録した遠藤航。(C)STVV
引き分けたシント=トロイデン、プレーオフ2の1位突破の可能性が潰える。
[ベルギーリーグ PO2・9節] オーステンデ 1-1 シント=トロイデン/2019年5月15日/アルバートパーク
レギュラーシーズン7位から12位が争うジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ2(PO2)9節、シント=トロイデン(STVV)がK.V.オーステンデに1-1で引き分け、通算3勝5分1敗として、2位以下が決まった。このプレーオフを首位通過すると出場権を得られる可能性のあった、ヨーロッパリーグ予選の出場権を逃した。遠藤航が90+2分、同点ゴールをアシストしている。
日本人選手では、冨安健洋、鎌田大地、関根貴大、遠藤の4人が先発。STVVのPO2グループA首位突破には2連勝が必須。開始早々からボールを保持するSTVVは、25分に鎌田が倒されると、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってPKを獲得。しかしシラのシュートがGKに阻まれる。 すると37分に失点を喫してしまう。
ボールを支配しながらも得点できない展開が続いたが、90+2分、遠藤のスルーパスをデ・サートがうまく反転して同点弾を叩き込む。
STVVは1-1の同点に持ち込んだものの、PO2グループAの首位突破の可能性が消えた。
遠藤は次のように振り返った。
「試合の入り方は良かったし、基本的にボールを持ちながら(攻守の)切り替えも良かったので悪い内容ではなかったと感じます。先制点を許したことが全てでした。先に失点するとブロックを引いて守る相手に崩すのは難しくなりました。1点いい形で取れましたけど、できれば先制点を取らないといけなかった」
また、シーズンを通しては次のように振り返った。
「チームとしてはPO1に行けなかったですけど、前年よりいいシーズンを過ごしたのは成長だと思っています。個人的には海外1年目で、なかなか思うようにいかないところもありましたけれど、基本的にはボランチとしてしっかり試合に出続けることができました。今日もアシストで少し結果も残せたので、次に繋がるかなと思っています」