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【U-20W杯 日韓戦採点】齊藤、山田、若原、藤本に「4」。一方、4人に「2」の低評価

[マン・オブ・ザ・マッチ=MOM]オム・ウォンサン(韓国)

U-20日本代表、中盤は支配したものの、終盤にバランスを欠く。攻撃陣とミスをした守備陣を減点。

[ポーランドU-20W杯 決勝トーナメント1回戦] 日本 0-1 韓国/2019年6月4日/ルブリン

GK
1 若原智哉 4
ピンチでの冷静な判断が光り、高い集中力を発揮。キック精度も高く、カウンターの起点になった。終盤に喫した失点は責められない。

DF
3 小林友希 3
ビルドアップの起点となり、幾度となく質の高い左足のキックから相手の背後にボールを送り込んだ。守備面でも大きな綻びはなかったものの決勝点のシーンでは対応が一歩遅れた。

4 瀬古歩夢 3
オ・セフンに真っ向勝負を挑み、空中戦で互角以上の戦いを見せる。ビルドアップも上々だったが、押し込まれた後半は手詰まりになる局面が増えた。

5 菅原由勢 2
悔やまれるのは失点のシーン。ゴール前でクリアが甘くなり、クロスを入れられる要因となる。状況判断の良さと堅実な守りで奮闘していただけに、あまりにも痛いミスだった。

15  鈴木冬一 3(88分 ▼)
前半は高い位置を取り勇猛果敢に相手の裏を取って攻撃に参加。だが、後半は受けに回り、スピードで勝るオム・ウォンサンに何度も振り切られた。

MF
6 郷家友太 3(68分 ▼)
一度は歓喜に沸くも、オフサイドの判定でゴールが取り消しに……。初戦以来の先発ながら、フィジカルの強さを如何なく発揮した。

8 藤本寛也 4(88分 ▼)
気の利いたポジショニングでビルドアップを助けながら、隙あらば前線へと駆け上がる。パスの精度も高く、セットプレーでもチャンスを作り出した。

10  齊藤未月  4
ピッチのいたるところに顔を出して幾度となくボールを奪い続けた。試合終了後には、うなだれる選手たちに真っ先に声を掛けた。

16 山田康太  4
相手をいなしながら球際で躊躇なく相手の懐に入り込む。運動量も豊富で攻撃に顔を出しながら、左サイドバックの鈴木をカバーした。

FW
13 宮代大聖 2
ポストプレーの質や局面を打開する力は攻撃に不可欠だった。一方、決定的なチャンスでシュートをふかし、78分の絶好機もポストに阻まれるなど、ストライカーとしての責務を果たせなかった。

14  西川 潤 2
試合中に右サイドハーフから最前線にポジションを移したものの持ち味を発揮できず。ドリブルで局面を打開できず、決定力にも不満が残った。

▽交代選手
FW
20 中村敬斗 2(68分 △)
貪欲的に仕掛け、攻撃陣を活性化した。しかし78分の決定機を決め切れず。

DF
2 東 俊希 −(88分 △)
攻撃のカードとして投入されるも、流れを変えるジョーカーには成り得ず。

FW
18 原 大智 −(88分 △)
ロングボールでは何度も競りに行ったが、簡単にボールを触らせてもらえなかった。

取材・文:松尾祐希(フリーライター)
text by Yuki MATSUO

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