「大誤審→大逆転」湘南DF山根が浦和戦で決めた一撃が5月ベストゴールに
湘南の山根視来が浦和戦で決めた一撃が、5月の月間ベストゴールに!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
令和の「歴史に残るゴール」に。J2は京都の小屋松、J3は熊本の黒木が選出!
Jリーグは6月13日、5月の月間ベストゴールを発表した。J1は湘南ベルマーレのDF山根視来選手が5月17日の12 節・浦和レッズ戦(埼玉スタジアム2〇〇2)の 90+4 分に決めた、逆転ゴールが選ばれた。
選考理由は「アディショナルタイムに生まれた迫力の決勝ゴール」。柱谷幸一選考委員は「劇的な決勝ゴールは歴史に残るゴールとして語り継がれる」 とコメントしている。
この試合は、審判団が湘南の杉岡大暉のゴールに気づかないという「世紀の大誤審」に揺れた一戦。それでも浦和の2点リードで迎えた後半、湘南が怒涛の反撃から3ゴールを奪取! 90+4分、ストッパーだった山根が攻撃に加わってボールを持ち込み、ラストプレーでシュートを突き刺した。今回は「インパクト」で選出された形だ。
初受賞の山根は次のようにコメントしている。
「この度は5月度のベストゴールに選んでいただき、ありがとうございます。あのシチュエーションで決められたこと、みんなで作り出した雰囲気の中、サポーターも含めて全員が一丸となって戦い逆転できたことは本当に嬉しかったです。実はシュートコースは全くなかったのですが、もうゴールしか見ていなかったし、絶対に最後まで自分で行き切るという気持ちでした。湘南がチームとして、普段の練習から積み重ねてきたことが発揮できた試合だったと思います。皆さんに感謝しています。ありがとうございます」
また、J2は京都サンガF.C.の小屋松知哉選手が5月25日の15節レノファ山口FC戦の85 分に決めたゴールが選ばれた。選考理由は「冷静なプレーで敵陣に切り込んだ独走ドリブルシュート」。
さらに、J3はロアッソ熊本の黒木晃平(ロアッソ熊本)が5月19日の9節ガイナーレ鳥取の57 分に決めた一撃が、「勝利につながる美麗弾道ロングシュートの同点弾」として選ばれた。
文:サカノワ編集グループ