ドイツ紙も久保建英移籍に注目「レアルがバルサに勝つ『日本のメッシ』巡り」
エルサルバドル戦で日本代表デビューを果たした久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ピッチ外で勃発した”クラシコ”に関心を示す。
ドイツ最大の部数を誇るタブロイド紙『ビルド』電子版は6月14日、タイムラインで伝えているドイツを中心とした欧州主要リーグの「移籍情報」で、久保建英のFC東京からレアル・マドリーへの完全移籍について、詳しくレポートしている。
タイトルは「レアルがバルサに勝つ、『日本のメッシ』を巡り」。レアル・マドリーとFCバルセロナが久保を巡り獲得合戦を演じたことに関心を示している。
記事では「久保はかつてバルセロナのユニフォームを着ており、間もなく戻ってくるだろうと予想されていました。ところがバルサはこのタレントの獲得合戦に負けました、しかも、あろうことに永遠のライバルであるレアル・マドリーに!」と、久保を巡る”クラシコ”の構図を説明していた。
そのうえで、10歳だった久保が海を渡って下部組織に在籍したものの、18歳以下の海外移籍を禁止するFIFAのルールにバルセロナが抵触して制裁を受けたこと、15歳の久保が帰国したあとFC東京でプレーしたきたことなど、これまでの状況をまとめている。そして「世界で最も有望な若手の一人にも挙げられてきた」と伝えている。
そのうえで、今回、バルセロナとレアルからのオファーには「大きな隔たりがあった」とされ、『マルカ』などが報じた年俸2億4000万円の5年契約と言われる条件により、レアルがバルサに”勝った”と強調している。
レアルとバルサ――。ボルシア・ドルトムントとシャルケ04に相当、ある意味ではそれ以上と言われるライバル関係もあり、ドイツで今後「Takefusa KUBO」は注目の一人になっていきそうだ。
文:サカノワ編集グループ