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【南米選手権】法大FW上田綺世が日本代表デビュー。大学生として永井謙佑、山村和也以来9年ぶり

鹿島への再来年の加入が内定した、法政大の上田綺世。昨年はアジア大会に出場して準優勝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

チリ戦で4-2-3-1のCFとして。決定機をモノにできず。

[コパ・アメリカ GS①] 日本 – チリ/2019年6月18日(日本時間)/シーセロ・ポンペウ・デ・トレド

 コパ・アメリカ(南米選手権)の日本代表に選ばれた法政大学のFW上田綺世(うえだ・あやせ/現在3年)が、グループステージ初戦チリ代表戦でA代表デビューを果たした。大学生での日本代表出場は、2010年1月のアジアカップ予選のイエメン戦に永井謙佑(当時:福岡大、現在:FC東京)、山村和也(当時:流通経済大、現在:川崎フロンターレ)以来9年ぶり。当時20年ぶりに大学生の日本代表誕生で話題を集めた。

 4-2-3-1のセンターフォワードで先発した上田は、最前線からのプレッシングを怠らず、守備の始点として機能。さらにペナルティエリア付近でファウルを受けてフリーキックのチャンスを作り、久保建英がこの日最初のシュートを放った。

 ただ、なかなかボールが収まらず苦戦。そのなかで前半終了間際、背後のスペースを突いてGKを振り切るビッグチャンスを迎えたが、シュートは枠の外にそれてしまった。

 現在大学3年の上田は、鹿島アントラーズに特別指定として登録。2年後の2021年度からの鹿島入りが内定している。大学とプロの二足の草鞋を履いてプレーし、徐々にプロ(鹿島)へシフトしていく。

 上田は1998年8月28日生まれ、茨城県出身。182センチ、76キロ。これまでのキャリアは、吉田ケ丘サッカースポーツ少年団―鹿島アントラーズノルテジュニアユース―鹿島学園高校―法政大学。関東リーグで2年間23ゴールを記録。森保一監督の率いるU-21日本代表(現・U-22代表)としてアジア大会にも出場している。

文:サカノワ編集グループ

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