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最後のロッカールーム。槙野智章がイニエスタら神戸チームメイトに引退報告「みんなと過ごした1年間は一生の宝物」

色々な立場からの視点を持っている。それが槙野智章の強みの一つになりそうだ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

26日12時から記者会見。神戸Youtubeチャンネルで中継。

 J1リーグのヴィッセル神戸で所属していた元日本代表DF槙野智章が12月24日、2022シーズン限りで現役引退すると発表した。また神戸は翌25日、Youtubeの公式チャンネルで、槙野が11月5日のJ1リーグ最終節の横浜F・マリノス戦のあと、ロッカールームにてチームメイトの前で、引退報告した“舞台裏”「槙野智章、現役引退をチームメイトに伝えた瞬間」を公開した。

 全日程を終えたあと全選手とスタッフを前に、槙野は神戸のタオルマフラーを丁寧に折り畳んで涙を拭い、「今日を最後に、僕は引退します」と切り出す。そして、次のように続けた。

「このクラブに来れたこと、心の底から嬉しかったし、楽しかったです。毎日いぶきに行くのが、楽しみでしかたなかったです」

「毎日練習後にいろんな選手が、ご飯に行こうって、今日もマキくんごちそうさまって、言ってくれるのが嬉しかったです。1年しかいなかったですけれど、みんなと過ごした時間は、僕にとって一生の宝物です」

 栗原圭介強化部長、永井秀樹スポーツダイレクター、吉田孝行監督、千布勇気社長に礼を述べた35歳のディフェンダーは「僕の次の目標は監督になることです。また皆さんと一緒に仕事できることを楽しみにしています」と、指導者の道を歩むと口にしている。そして最後、「ヴィッセル神戸を離れますけれど、いつも皆さんの活躍、プレーを見て、僕も刺激をもらい、頑張りたいと思います」と語って、改めてアンドレス・イニエスタをはじめとする神戸の全選手・スタッフに感謝を伝えている。

 槙野は26日12時から記者会見を行う。Youtubeの神戸公式チャンネルにて配信予定だ。

 槙野は1987年5月11日生まれ、広島県出身、35歳。これまでのキャリアは、井口明神FC ― サンフレッチェ広島ジュニアユース ― 広島ユー ス ― 広島 ― 1.FC ケルン ― 浦和レッズ ― 神戸。

 2022シーズンはJ1リーグ16試合・1得点、通算成績は、J1リーグ415試合・46得点、J2リーグ41試合・7得点、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)55試合・5得点、FIFAクラブワールドカップ2試合・0得点、ブンデスリーガ8試合・0得点。日本代表として国際Aマッチ38試合・4得点。

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