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大迫勇也をブレーメン監督が高評価「初めて4週間自由に過ごせたことが前向きに示されている」

大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

退団したマックス・クルーゼの「11点」を埋める存在として期待。

 ヴェルダー・ブレーメンはオーストリアチロルのツェル・アム・ツィラーで合宿を行っている。7月7日にはオーストリア1部リーグ復帰を果たしたWSGチロルとの練習試合を行い、大迫勇也のゴールで1-0の勝利を果たした。

 そのゴールのみならず、大迫の始動からのパフォーマンスを、ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督は高く評価している。ブレーメンの情報を専門に扱うドイツメディア『ダイヒ・ステューベ』によると、指揮官は「(大迫)勇也にはとてもいい印象を受けている。休息を経て新鮮さを取り戻している。勇也は初めてほぼ4週間のまとまった自由な時間を得られた。それがポジティブな方向に働いている」と語っている。

 1FC.ケルンからブレーメンへの移籍が決まった後、2018年6月のロシアワールドカップ、そして2019年1月のアジアカップと、これまで日本代表活動のため、夏、冬、いずれもほとんどまとまったオフを得ることができず。ブレーメンは早い段階で、招集義務のないコパ・アメリカ(南米選手権)への選手派遣に応じない旨を、日本サッカー協会(JFA)に伝えてきた。

 チームとしては、攻撃の「柱」としても期待している。昨季32試合11ゴールを決めた31歳のFWマックス・クルーゼが、フェネルバフチェSKに移籍したためだ。そのゴール数のみならず前線での「起点」になる働きが、大迫にも期待されている。

「勇也はセンターフォワードはもちろんのこと、『10番』(トップ下)、『8番』(2列目のサイド)の仕事も対応できて、オフェンシブなルートをどこからでも開拓できる貴重なタレントだ」

「彼はケガ(背中を傷めての長期離脱)を経て成長もした。それに(2年目なので)すべてが新しいことではない。どのようにプレーすればいいのか、その材料をすでに把握している」

 そのようにコーフェルト監督は、同メディアで大迫への期待を語っている。

 ドイツに渡って、早くも6年目に突入する。29歳の大迫が、ブレーメンの命運をも握る存在になってきそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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