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香川真司は日本かベシクタシュ!?トルコメディア再び色めき立つ

日本代表での香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

セルタは噂止まりか。スペイン紙の報道に指揮官「香川? そんな話は初めて聞いた」。

 トルコのテレビ局『スター』、同メディア『ファナティック』などが7月30日、香川真司の移籍先について、「日本かベシクタシュか」と報じた。これを受けてトルコメディアが再び色めき立ち、ベシクタシュの動向を追うメディア『フォト・マック』は「欧州で香川に唯一オファーを出しているのがベシクタシュ」とレポートし、香川のイスタンブール”再上陸”への期待を高めている。

 このほどスペイン有力紙『アス』が、香川真司のスペイン1部リーグセルタ・デ・ビーゴへの移籍が「非常に近づいている」と報じた。ところが、セルタのフラン・エスクリバ監督は「(香川の移籍について)そんなことまったく知らない、初めて聞いた」と驚いたという。

 この話題は、トルコTV局「スター」が7月上旬に「香川は、セルタかベシクタシュに行くようだ」と報じたことが、ドイツ、そしてスペインで徐々に広まっていった。なかなかセルタの地元からの発信がないなか、今回『アス』が伝えたことで、信憑性も高まったかに思われた。が、指揮官の否定により、可能性は低くなったか。何よりセルタのEU外の選手3枠はすでに埋まっており、当初から香川獲得については疑問視されていた。

 すると今回もトルコメディアの発信で、「香川には二つの選択肢がある。日本から魅力なオファーが届いているようだ。ただ、ベシクタシュに戻ることもできる」と報じた。また、「ベシクタシュのフィクレト・オーマン会長は、香川がスペインへの移籍が叶わなかった場合、ベシクタシュで待っていると伝えている」と改めて強調している。昨季終盤に期限付き移籍したベシクタシュJK復帰の線も、再び現実味を帯びてきたということか。

 香川は2020年6月までドルトムントと契約しているが、人件費を抑えたいクラブから戦力外の扱いを受けてきた。香川サイドは、スペインを第一希望に移籍先を探し、セルタのほか、レアル・ベティス、ヘタフェCFが獲得に興味を持っていると言われてきた。さらには、イングランド実質2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCも関心を示していたと伝えられる。しかし、いずれも正式オファーには至らずにいるようだ。

 一方、トルコメディアによると、ベシクタシュはG20サミット参加のためエルドアン大統領に伴い来日したフセイン・ユジュル副会長が香川サイドと直接会い、200万ユーロ(約2億2000万円)の年俸を提示したと言われる。

 日本代表の10番は、スペインへの憧れにどこまでこだわるのか。もちろん、その目的も叶えてもらいたいが、シーズンは近づいており、いろいろな面でプレー面のリスクも伴ってきそうであるが……。香川の納得する決断を待ちたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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