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レアル久保建英「7」番、主戦場右MFでカスティージャデビュー!

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

左MFのロドリゴが先制点を決める。70分で途中交代。

 レアル・マドリードのBチームにあたるカスティージャが8月7日、ADアルコリコンとアルフレド・ディ・ステファノ・スタジアムでプレシーズンマッチ(PSM)を行った。トップチームのザルツブルク遠征のメンバーから外れた久保建英がカスティージャ合流直後、さっそくラウル・ゴンザレス監督のもとで先発に名を連ねて実戦デビューを果たした。70分で途中交代している。

 背番号「7」を付けた久保は、FC東京時代も主戦場にした4-4-2の右MFでプレー。状況に応じて中央や低めの位置などスペースに顔を出してパスを引き出し、徐々にボールの収めどころとして機能する。

 しかし相手の強烈なプレッシャーにも苦しみ、高い位置で前を向いてプレーする機会が限られた。また、左サイドで先発したロドリゴをはじめ、これまでトップチームの練習や実戦で一緒にプレーしてきた選手もいるとはいえ、チームとして組むのは初めて。周囲との呼吸もなかなか合わず、それぞれがアピールしようと躍起になる。そのなかで久保も埋没し、次第にボールロストも増えた。

 それでも40分、前線へのプレスからボールを奪った久保と同じく18歳ながらトップチーム昇格を狙うロドリゴがシュートを突き刺し、カスティージャに先制点をもたらした。

 ラウル監督が大きな声で指示を出す場面も見られたが、バトルではレアルが上回る場面が多かったものの、コンビネーションで崩すようなシーンはほとんど見られなかった。

 前半はそのままカスティージャが1-0でリードして折り返している。

 後半も久保は引き続き右MFでプレー。カスティージャが48分に左サイドを打開し、マイナスのクロスをミゲルが押し込み2点目を奪った。久保は70分で途中交代している。

 試合はさらに1点を追加したカスティージャが3-0で勝利を収めている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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