【浦和】興梠慎三「記録よりも…一番欲しいのはJリーグのタイトル」

浦和の興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA ※写真は鹿島アントラーズ戦より

「結果はあとからついてくるもので感慨はない」。それよりも一つだけ獲れていない――。

[J1 25節] 湘南 1-1 浦和/2019年9月1日/Shonan BMWスタジアム平塚

 浦和レッズの興梠慎三が湘南ベルマーレ戦、Jリーグ史上初の8年連続二桁ゴールとなる今季10点目を決めた。しかし試合終了間際に同点に追い付かれ、チームは連敗こそ止めたものの6試合白星なしに。チームは勝点31で11位。

 試合後の興梠は土壇場でドローに追いつかれたこともあり、笑顔を浮かべることなく”大記録”について語った。

「記録はあとからついてくるものなので、特に感慨はないです。ただ今日に関しては、あまり下(下位)のチームを見たくないですけれど、なかなかちょっと厳しい位置にいる。今日は勝たないといけない試合でした。

 早い時間帯に点を取れて優位に進められた試合だったけれど、相手にボールを持たれる時間が多く、なかなか自分たちのサッカーができなかった。追加点を奪えていればもっと楽だったかもしれないですけど、そこらへん、自分を含めてチャンスもあったので、次はしっかり決めたいです」

 そのように浦和の背番号30は肩を落として続けた。どこか無意識のうちに、チームが”守り”に入っていたと感じたという。

「(先制できて)後ろが重たいのかなと感じました。この1点を守ろうと、誰もそう思ってはいないけど、その気持ちがどこかにあるから少し後ろが重たくなる。悪い時間帯だからこそ、前からどんどんプレッシャーをかけて行きたい気持ちはありました」

 そのように反省の言葉が続いた。

 そして得点王も獲りたいのでは、という問いに、興梠は静かに頷いて答えた。

「獲れることなら、いろいろな個人タイトルも獲りたいけど、個人的に一番欲しいのは、浦和レッズでJリーグのタイトルを獲ること。天皇杯、ルヴァンカップ、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)と優勝できて、あと一つ、獲れていないのがJリーグ。今いるこのメンバーとともに獲りたい気持ちを持っています」

 8年連続二桁ゴールに脚光が当たる。しかしその間、リーグ優勝できていないことに、浦和のエースストライカーはむしろ責任を感じるように、そう言った。

 2017年にキャリアハイの20ゴールを決めて、昨季も自身2位の15得点。今なお進化を続ける33歳のFWはただ浦和の勝利のため、1点でも多くゴールを奪おうと、1点でも多くのゴールをもたらそうと、そしてその1点を守り切ろうと、最前線に立ち、走り続ける。

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[取材・文:塚越 始]

Topics:Shonan Bellmare 1-1 Urawa Reds – Shinzo KOROKI scored a double-digit goal for 8 consecutive years. 

Posted by 塚越始

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