マラガ退団の岡崎がウエスカ加入で合意。「『はい』と伝えた」と『アス』紙
岡崎慎司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
契約解除の直後、すぐさま熱烈オファー。現地入りした様子も報じられる。
クラブの経済問題により選手登録できずスペイン2部リーグのマラガCFを退団してフリーエージェントとなった岡崎慎司だが、スポーツ紙『アス』によると、さっそくオファーを提示した同リーグのSDウエスカに対して「はい」と伝えたと報じた。ウエスカは補強の課題だったFWの枠を空けており、細部の条件で折り合えば、間もなく正式に加入が決定しそうだ。4日に現地ウエスカ入りしたことも報じられた。
記事によると、昨季1部リーグから1年で降格したウエスカは、FWの補強を検討していた。そのなかで、選手登録できずにいた前レスターシティFCの岡崎に着目。その状況について、先週からマラガに問い合わせを続けていた。
そしてマラガとの契約解除でフリートランスファーになった直後、さっそくオファーを出して交渉を開始。”熱烈”に働きかけ、3日夜には岡崎本人と仲介人(代理人)と話し合いを行い、同意を得たという。
もちろん、他クラブも岡崎には興味を示しているとも言われる。とりわけヨーロッパリーグ(EL)本選進出の決定したチームが強化費も拡大できることから、一発のある岡崎に注目を集めているようだ。
ただ、スペインでのプレーを望んでいた岡崎とすれば、むしろクラブの目標は明確であり、熱意も相当とあって、魅力的なクラブと言えるかもしれない。
ウエスカはアラゴン州にあり、1960年、地元にあった二つのクラブが統合する形で誕生した。2年連続で臨んだプレーオフを制し、昨季、悲願の1部リーグ昇格を果たした。しかしチームは19位に終わり、1年で2部リーグに降格した。1部復帰を目指す今季はラージョ・バジェカーノ前指揮官のスペイン人のミッチェル監督が就任した。
今季これまで2勝1敗(4得点・2失点)で6位につけている。ホームスタジアムのエル・アルコラスは7,638人収容。アラゴン州の州都は、香川真司の在籍しているサラゴサだ。
岡崎は1986年4月16日生まれの33歳。兵庫県宝塚市出身。兵庫県の滝川二高から2005年に清水エスパルスに加入し、長谷川健太監督(現・FC東京監督)のもとプロでの実績を積み、2011年からVfBシュトゥットガルト、1.FSVマインツ05とドイツのブンデスリーガで実績を積み、2015年6月、レスターに加入。レスターでは2015-16シーズンから昨季までプレーし、プレミア通算114試合14得点7アシスト。在籍1年目に中心選手として、プレミアリーグ制覇を果たした。昨季リーグ戦は21試合0得点。日本代表119試合50ゴール。
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[文:サカノワ編集グループ]
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