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長崎FW呉屋が圧巻ボレー弾、今季J最速20ゴール。POへ望み繋ぐ1勝、京都痛い1敗

長崎の呉屋大翔。上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

玉田圭司のヘッドのすらしから。「ゴヤメーター」大台到達!

[J2 33節] 長崎 1-0 京都/2019年9月21日/トランスコスモススタジアム長崎

 V・ファーレン長崎のFW呉屋大翔が京都サンガF.C.戦で決勝ゴールを奪い、今季通算20得点の大台に乗せた。J2の得点ランク1位。J1からJ3リーグで、今季20ゴールに到達したのは呉屋が最初。ガンバ大阪からレンタル移籍中のストライカーが、長崎の男としてシーズン終盤、再びチームにも勢いをもたらそうとしている。

 ともに負けられぬ上位対決。拮抗した展開のなかで迎えた30分だった。左サイドの香川勇気のクロスから玉田圭司のバックヘッドを経由し、逆サイドで受けた呉屋がやや下がりながら胸トラップからの左足を振り抜く強烈ボレーで、ゴールネットを揺らした。

 その後は粘り強い守備で耐え抜き、長崎は2試合ぶりの勝利で、5試合負けなし。天皇杯でクラブ史上初のベスト8進出を決めた良い流れを、リーグ戦にもつなげた。

 一方、京都はアウェー4連敗。

 呉屋は試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。

「勇気くんが質のいいボールを出してくれて、それを玉田さんがすらしてくれたところ、決められて良かったです。まず、チームが勝つことが一番。今日は1点取って、僕のゴールで勝ちましたけれど、本当にチーム全員でやり続けることが大事だと思います。

 天皇杯で素晴らしいゲームをしたあと、負けるわけにはいきませんでした。チーム全員でいいゲームをやろうという話をしていたので、それが結果に出て良かったです」

 また、長崎の手倉森誠監督は「(京都には)一巡目にやられていたので、借りを返せと言って送り出しました。(勝点)5差に縮められた、大きな1勝になったと思います。長崎の本来の手堅い守備を披露して勝たせてもらった」と喜んだ。

 一方、京都の中田一三監督は「「難しいゲームで、ホームの長崎さんにとって最高の結果にさせてしまいました。選手は一生懸命やりました。イライラして少し集中を欠き、ゲームに入り切れない要因はあったのかなと思います。(アウェー4連敗だが?)実力です。これまでもこれからも変わらず、しっかりやっていきます」と淡々と語った。

 長崎は暫定11位ではあるものの勝点50に到達。同4位の京都と勝点5差にした。

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[サカノワ編集グループ]

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