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【浦和】グスタフソンは股関節に症状「検査の結果、重傷ではありませんでしたが…」。大久保智明はヒザを傷める

練習に臨む浦和のグスタフソン。写真:佐藤亮太/(C)Ryota SATO

ヘグモ監督が明かす。いずれも「今回は大事を取りました」。

[J1 14節] 浦和 3-0 京都/2024年5月15日19:33/埼玉スタジアム

 J1リーグ14節、浦和レッズが安居海渡、渡邊凌磨、チアゴ・サンタナのゴールで、京都サンガF.C.に3-0の勝利を収めた。浦和はリーグ3連勝。

 ペア=マティアス・ヘグモ監督は試合後の記者会見で、次のように試合を総括した。

「3連敗中で必死に勝点を求める京都に対し、まず良い立ち上がりが求められました。京都のようなハイプレスのチームに対し、ボールを動かすことが重要で、その流れから(安居)海渡の素晴らしいゴールが生まれました。

 後半に入ってからはスペースがどんどん空いてきました。素晴らしいプレーから良いゴールが二つ生まれました」

 そのように振り返るとともに、指揮官は4-3-3の狙いの一つである数的優位を作り出せていた点、そしてチーム全員が躍動していた点を評価していた。

「(大畑)歩夢もヒロ(石原広教)も良い形でプレーし、2対1の状況を作ることができました。そして相手からボールを奪ったあと、逆サイドにボールを送ることも重要でした。特に後半に入ってから、左サイドで奪ったボールを右サイドに展開し、駆け上がってチャンスを作るシーンが多くありました。

 ただ前半はカウンターからのチャンスがあっただけに、そのチャンスを生かさなければいけませんでした。無失点で3ゴール。さらにベンチスタートだったメンバーが自分たちのプレーを見せられましたので、選手を称えたいです。選手層の厚さを見せてくれたと思います」

 また、サミュエル・グスタフソン、大久保智明がメンバー外だった理由について、ヘグモ監督は次のように語った。

「(グスタフソンは、5月6日の)横浜F・マリノス戦(〇2-1)で相手にブロックされ、股関節のところに症状が出ていて、前節のアルビレックス新潟戦で悪化してしまいました。新潟戦のあと、痛みがかなり強かったため検査を受けました。検査の結果、重傷ではありませんでしたが、今回、大事を取りました。

 今日はトモ(大久保智明)も重傷ではないものの、ヒザに少し症状があり、彼も休ませました」

 そのようにグスタフソン、大久保、いずれもやや心配される状態ではあるが、今回、大事を取ったということだ。

 一方、この日起用されたアンカー安居海渡、そして左サイドのインサイドハーフの渡邊凌磨とサイドバックの大畑歩夢が好連係を見せた。いずれもゴールに絡んだ点を、ヘグモ監督は高く評価した。

「二人がいないなか、(安居)海渡が良い仕事をしてくれたと思います。守備の時のポジショニングも良かったですし、力強さを見せ、ボールを持った時はシンプルにプレーしていました。

 そして左サイドも非常に良かったです。サイドバックの(大畑)歩夢、インサイドハーフに(渡邊)凌磨が入りました。凌磨はインサイドハーフとしてもしっかりクオリティの高さを示してくれました。

 新しい関係性とあって前半は少し苦しむ場面がありましたが、時間の経過とともに良くなってきました」

 浦和は首位ヴィッセル神戸から6ポイント差のリーグ4位に。次節は19日、アウェーでジュビロ磐田と対戦する。

取材協力/佐藤亮太

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