【仙台-松本】反町監督「いわゆる嫌な雰囲気」を打破して4戦ぶり勝利!
反町康治監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
仙台にとっては「非常に痛い、大きな敗戦」(渡邉監督)に。
[J1 28節] 仙台 0-1 松本/2019年10月5日/ユアテックスタジアム仙台
松本山雅FCがベガルタ仙台に1-0の勝利を収め、8月23日の24節・浦和レッズ戦(〇2-0)以来4試合ぶりの勝点3を掴んだ。前節のFC東京戦(△0-0)に続く無失点。
松本の反町監督は試合後のフラッシュインタビューで、次のように勝因を語った。
「先制点を取れたのは本当に良かったです。2点目を取るチャンスも特に前半あり、いわゆる嫌な雰囲気が漂い、後半は(仙台の)外からのボールに大変苦労しましました。けれども、ゴールキーパーを含めて最後までしっかりと対応して、失点をゼロに抑えられたことが、(勝利の)要因に挙げられます」
開始早々の2分、セルジーニョが痺れるような右足のミドルを突き刺し、その1点を最後まで体を張って守り切った。ある意味、松本らしい総力を結集して掴んだ勝点3。指揮官も「特に今週、ミドルレンジからのシュートはトレーニングしていたので、良いイメージがあったのかもしれません」と頷いた。
また、守備面では、「ジャーメインが途中から入ってきて、そこのミスマッチを考えて、ウチも並びを少し変えたんですけれど、そこでしっかり自分たちで判断したできたことが、結果を見れば良かったのかもしれません」と、選手たちの対応力も評価していた。
次節は10月18日、首位に立った鹿島アントラーズとホームで対戦する(19:00開始、サンプロ アルウィン)。
「鹿島は優勝争いをしていて、前期は悔しい思い(12節・5月18日/●0-5)をしている相手。今のうちの力をどれだけ出せるか。いいチャレンジだと思います」
あれから5か月、松本も力をつけてきた。それを思い切りぶつける覚悟だ。
一方、仙台は2試合勝ち星がなく、ここ7試合は1勝3分3敗と調子が上がらない。仙台の渡邉晋監督は「入りのところで少しふわっとして先にスコアを動かされ、前半の最後は意図的にボールを奪えていたいましたが、後半、引く相手に効果的な攻めをできませんでした。我々にとっては非常に痛い、大きな敗戦になってしまったと思います」と振り返った。
「後半もう少しギアを上げたかった。大胆な仕掛けが必要だったのかもしれません。(次節の名古屋グランパス戦に向けて)メンタル面でしっかりとリカバリーして、目の前の試合にしっかり向かいたいと思います」
指揮官はそのように、この中断期間を効果的に活用し、再浮上を誓っていた。
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[文:サカノワ編集グループ]