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横浜FMが川崎粉砕、優勝ほぼ確実に。最終節、FC東京「4点差勝利」が逆転条件

川崎に勝利!歓喜する横浜FMの朴一圭。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

注目の上位対決、マリノスが川崎を4-1粉砕。FC東京と浦和はドロー。

[J1 33節] 川崎フロンターレ 1-4 横浜F・マリノス/2019年11月30日/等々力陸上競技場

 横浜F・マリノスが33節、アウェーで川崎フロンターレに4-1の勝利を収めて、首位をキープした。一方、2位のFC東京は浦和レッズとホームで痛恨の引き分けを喫した。横浜FMとFC東京に優勝の可能性が残り、最終節、直接対決を迎える。ただ得失点差で横浜FMは2004年以来の優勝をほぼ確実にし、FC東京が逆転するには「4点差」での勝利が必須になる。

 川崎対横浜FM、注目の上位対決であり”神奈川ダービー”は、立ち上がりから横浜FMがアグレッシブにピッチを広く使いながらボールを回し、さらにエリキ、仲川輝人、マテウス、さらにマルコス・ジュニオール、が矢のごとく敵陣を突き抜け、チャンスを作り出す。

 すると8分、マテウスが左サイドを豪快に突破。守田英正を置き去ってクロスを放つと、飛び込んだ仲川が体で押し込み先制する。

 さらに49分、右サイドバックの松原健が上がってギャップを突き、完璧なスルーパスを放つと、それをエリキが合わせて2点目。69分、仲川のクロスを再びエリキが押し込み、アウェーチームがリードを3点目。そして89分、カウンターから交代で出場した遠藤渓太がトドメのゴールを決めた。

 一方、川崎も途中出場のレアンドロ・ダミアンが豪快なジャンプヘッドから1点を返しすなど、横浜FMゴールに迫ったものの崩しきれなかった。

 また、FC東京は浦和レッズと1-1でドロー。味の素スタジアムに帰還したあと2試合連続の痛恨のドロー。首位の横浜FMとは勝点3差ではあるが、逆転優勝には最終節の横浜FM戦で「4点差勝利」が必要となった。あと1点が……悔やまれるところだ。

 また、16位湘南ベルマーレの勝利により、ジュビロ磐田、松本山雅FCのJ2降格が決定している。J1参入決定戦に臨む16位の行方は、最終節に持ち越された。

 川崎の鬼木達監督は試合後のホーム最終戦セレモニーで「またいちから出直して、『川崎フロンターレを応援したい』と思ってもらえるように最終戦に臨みたい。皆さんが楽しいと思ってもらえるパスサッカーを目指したい」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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