【なでしこJ】岩渕真奈が主将デビュー「みんなの気持ちを背負って」

台湾戦でゴールを決める岩渕真奈。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

チャイニーズ・タイペイ戦で2ゴール!! ゴールへのいくつもの道筋を示す。

[東アジアE-1選手権] 日本 9-0 台湾/2019年12月11日/韓国・釜山アジアド主競技場

 東アジアE-1選手権の初戦、なでしこジャパン(日本女子代表)がチャイニーズ・タイペイ(台湾)に9ゴールを決めて快勝を収めた。

  スタメンは10月のカナダ、11月の南アフリカとの国際親善試合で多くの出場機会を得られなかった選手、ケガ明けの選手、なでしこチャレンジから引き上げられた選手たちで構成された。若い選手たちが多いなかで、初めてキャプテンマークを巻いたのが岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)だった。

 岩渕が16歳で初めてなでしこジャパンに選ばれたのも、2010年に日本で開催されたこの大会だった。その大会では、周りの大先輩の選手たちからのサポートを受けて、初ゴールもマークした。

 そして代表デビューから10年目。26歳と完全に中心選手の立場になった岩渕にとって、この大会での見る世界も変わった。

「今までの(なでしこジャパンとして戦った)選手たちの気持ちも背負って戦いたい」

 そのように”キャプテン”はしっかりまずピッチで恩返しをしていきたいと意気込んで臨んだ。

「楽しくやろう!」と円陣では声を掛けた。そして左腕に巻いたキャプテンマークはプレッシャーにはならず、キックオフと同時に「通常通りに試合に入れました」。

 すると開始7分、得意のドリブルから持ち込み、囲まれる直前にシュート! チームのエースとしても期待されるINACの星が、幸先よく先制点をもたらした。

 さらに軽やかなステップでドリブルを加速したかと思いきや、DFを食ったような意表を突くパスでチャンスメイク。何度も見せ場を作り“別格”のプレーを披露し続けた。

 同時に、ピッチではより具体的な声掛けをしていた。

 途中交代で入った上野真実(愛媛FCレディース)がコーナーアーク付近で二人のディフェンダーに囲まれるとすぐさまサポートに入り、「間!」と大きな声で指示。自分の位置とパス出しのコースを促して助けた。

 FIFAランキングは日本が7位、台湾が40位と実力差はあり、パス、コンビネーション、ドリブル……そういった精度にこだわるなか、岩渕、田中美南(日テレ・ベレーザ)、さらに池尻茉由(水原都市公社)が2ゴールを決めるなど、交代選手も含めた6人で9得点を決めるなどゴールへのいくつもの道筋を示せた。

 当然2020年の東京オリンピックを見据えると、さらなる戦力の台頭とチーム力の上積みは必須である。初めてチームを組む選手も多いなか、幸先のいいスタートを切れた。次戦は中2日、選手たちも現在地を知るうえで一つの指標にもなる同16位の中国と対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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