柴崎岳が天皇杯日程に苦言「休むことの意識が欠けている」次回の元日決勝すでに決定

柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

SNS今年初投稿で。「オフ6日」鹿島は決勝の7日後に新シーズンへ始動。

 スペイン2部リーグのデポルティボ・ラコルーニャに所属する日本代表MF柴崎岳が、2020年のSNS初投稿で、天皇杯の日程によりJリーグの選手のオフが「削減」されることに苦言を呈した。

 2020年元日に天皇杯決勝を終えた古巣の鹿島アントラーズだが、1月8日にザーゴ新監督のもとで始動を迎えることが発表された。そのため、オフはわずか「6日間」だ。

 オフとは言えないような休暇の短さ。強豪の宿命とはいえ、カップ戦やアジアチャンピオンズリーグ( ACL )で結果を残したチームほど休みが削られる現状のJリーグクラブの日程問題に、柴崎は自身のツイッター(アカウントは @GakuShibasaki_ )で、次のようにつぶやいた。

「何が原因か分からないが、休むことへの意識が欠けている。

 僕が日本にいた時は確か契約書に選手は最低2週間オフシーズンを過ごす権利があると書かれていた様な… それでも短いけど。

 今回は鹿島や神戸(神戸のオフ期間は分かりませんが)ですが、どのJリーグチームが犠牲になってもおかしくない」

 ちなみに、以前、同じようにオフがほとんど得られずにいたガンバ大阪の場合、リーグ最終節が終わったあとの天皇杯・準々決勝や準決勝までの間に1週間ほど、そして天皇杯決勝のあと1週間ほどと、分散してオフを設けていた。そのように対応しているチームが多いとは言われるが、その中断期間の休みを「オフ」と捉えるのかどうかも考えどころではある(決して「シーズンオフ」ではない)。

 J2のプレーオフに進めなかったチームは2か月以上オフで、約4か月間試合がない。一方、天皇杯で勝ち進むチームほどオフが減り、そういった強豪は今回の鹿島のようにJリーグ開幕前からスタートするアジアチャンピオンズリーグ( ACL )もかかわってくるケースが多い。何より、そのあらゆるコンペティションで覇権を目指して上位に食い込み、厳しい日程を戦ってきた鹿島にケガ人が多く見られることも由々しき問題に挙げられるだろう。

 加えて、選手の契約更新も関わってくる時期である。事実上、退団が決定しているなかで戦わなければいけない選手もいる。チームとしての統一を図ることも難しくなるという。

 そして次回2020年度の天皇杯の日程は、すでに決定している。

1回戦 5月23日(土)、24日(日)[予備日:5月25日(月)] *アマチュアシードチーム、都道府県代表チーム出場

2回戦 6月10日(水)[予備日:6月24日(水)] *J1、J2チーム出場

3回戦 7月8日(水)[予備日:7月15日(水)]

ラウンド16 (4回戦) 8月19日(水)[予備日:9月23日(水)、10月14日(水)]

準々決勝 11月3日(火・祝)、4日(水)[予備日:11月11日(水)]

準決勝 12月19日(土)[予備日:12月26日(土)]

決勝 2021年1月1日(金・祝)

 基本的には今大会と何も変わっていない。

 東京オリンピック期間はJリーグが中断されるため、より過密日程になる。そうしたなか、現状では、ACL出場組も2回戦から戦うことになっている。

 2018年は鹿島のクラブワールドカップ進出に伴い、12月9日に決勝が行われた。リーグ戦の高いテンションが継続されるなか、準決勝、決勝と行われ、試合内容的にもトーナメントの”一発勝負”にふさわしいスリリングさが続き、選手から日程面の不満は聞かれなかった。

 もちろん、この2020年に向けて、そして新国立競技場のファーストゲームをできるという名誉もあり、異議を唱える声が抑えられていた面もあった。そして、その歴史の日は迎えた。ただ「伝統」とはいえ、元日開催の弊害はあまり大きい。

 海の向こうの柴崎が年始早々、一石を投じずにはいられなかった問題。新国立競技場の誕生、ヴィッセル神戸の初タイトル獲得とともに、次回100回を迎える天皇杯も変化を求められている。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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