【高校選手権決勝】連覇か、王国復活か。青森山田対静岡学園は一進一退の好ゲームに
青森山田の武田英寿(中央)がPKでチーム2点目を奪取!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
浦和内定の武田が決めた!鹿島内定の松村も魅了。青森山田の1点リードで後半に突入。
[高校選手権 決勝] 青森山田 – 静岡学園 /2020年1月13日14:05/埼玉スタジアム2002
全国高校サッカー選手権決勝の青森山田(青森)対 静岡学園(静岡)は、超満員の観衆が見守るなか、連覇を目指す青森山田がセットプレーから2ゴールを奪い、一方、静岡学園も1点を返して前半を折り返した。
試合は静岡学園が持ち味であるパスとぶりブルを織り交ぜて攻めるのに対し、青森山田はセットプレーで相手ゴールへ迫る。
迎えた12分、敵陣で得たフリーキック。古宿理久の精度の高いキックに藤原優大がヘッドで合わせてゴールネットを揺らし、青森山田がファーストチャンスで先制に成功する。
青森山田は登録上では、身長2.4センチ(青森山田176.6センチ、静岡学園174.2センチ)、体重では約6キロ(青森山田70.2キロ、静岡学園64.3キロ)上回るフィジカルの差を前面に押し出し、空中戦も交えて敵陣で優位に試合を進めていく。守備陣も鹿島アントラーズへの加入が内定している松村優太を中心としたテクニカルなアタックを確実に止めていく。
すると、浦和レッズへの加入が内定している武田英寿が抜け出すと、GK野知滉平に倒されてPKを獲得。33分、これを武田が自ら決めてリードを2点に広げる。
ただし静岡学園も決して押されているわけではない。むしろより静学サッカーのカラーを強め、前半アディショナルタイム、中谷颯辰が渾身の一撃をねじ込み、1点差として折り返した。
後半開始から静岡学園は藤田悠介に代えて草柳祐介を投入している。
両チームのメンバーは次の通り。
▽青森山田
GK
1 佐藤史騎
DF
2 内田 陽介
3 神田 悠成
4 箱﨑 拓
5 藤原 優大
MF
6 古宿 理久
7 松木 玖生
8 浦川 流輝亜
10 武田 英寿 (Cap.)
11 後藤 健太
9 田中 翔太
▽静岡学園
GK
17 野知滉平
DF
3 阿部 健人 (Cap.)
4 田邉 秀斗
5 中谷 颯辰
15 西谷 大世
MF
8 浅倉 廉
10 松村 優太
14 小山 尚紀
16 井堀 二昭
18 藤田 悠介
(HT →19 草柳祐介)
FW
9 加納 大
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[文:サカノワ編集グループ]