久保建英が明かすスペイン挑戦を後押しした大久保嘉人の言葉「困難も多いが最高の舞台」
ラ・リーガのインタビューに登場したマジョルカの久保建英。※画像はラ・リーガの公式ツイッター(@LaLiga)より
マジョルカの”先輩”とFC東京で1年間チームメイト。
[スペイン1部 20節] マジョルカ – バレンシア/2019年1月19日(日本時間同20時)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
レアル・マドリードからRCDマジョルカにレンタル移籍中の日本代表MF久保建英が1月17日、スペインリーグ(ラ・リーガ)のインタビューに応じ、公式動画サイトと公式ツイッターで公開された。日本語版ツイッター(アカウントは @LaLigaJP )でも日本語訳付きで紹介されている。
久保は「海外の試合を観るようになり、その頃からラ・リーガに夢中になりました」とスペインとの接点について語る。そして「当時バレンシアが強かった頃で、ダビド・シルバやダビド・ビジャがけっこう好きでした」と、最初に憧れた二人の選手を挙げる。
「小さい頃は日本ではリーガというよりサッカー自体がまだ人気がありませんでした。リーガでプレーする日本人選手が増えれば増えるほど、日本での関心もさらに高まると思います」
そのように続ける久保は、ラ・リーガとJリーグの特徴の違いについても語る。
「リーガのサッカーは、Jリーグより縦に速いと思います。ポゼッションにしばられず、カウンターも多いですね。観客も選手が攻守ともに全力で走っている姿を観たいと思っています」
「同時にリーガからビッグプレーヤーを獲得して、Jリーグは大きく成長しています。イニエスタ、ダビド・ビジャ、サンペール……。リーガと同じぐらいJリーグも注目を集めて、とても良いことです」
また、2017年にFC東京でチームメイトだった大久保嘉人(現・東京ヴェルディ)の言葉が、スペイン挑戦を後押ししてくれたとも明かす。
「母国語ではない外国に行くのは、いつでも難しいことです。幸いにも大久保(嘉人)選手がFC東京でプレーした最後のシーズン、チームメイトでした。リーガはとても困難な舞台だけれど、最高の経験だったと語ってくれました」
その言葉が、久保の背中を力強く押してくれたというのだ。
大久保は2005年1月から2006年途中までマジョルカでプレーし、通算39試合・5ゴールを記録した。そんな日本人ストライカーとの接点が現在にもつながっていることが分かる。
「(スペインに)来る気は満々でしたが、同時に何が起こるか分からない、多少の不安もありました。18歳の若さでトップレベルを体感できる最高のチャンスだと受け止めています」
久保はそのようにスペイン挑戦を決断した背景について語っている。
リーガは今週末、後半戦が再開されて2試合目を迎える。2部降格圏の18位に低迷するマジョルカは1月19日(午後8時から)、ホームで強豪(現在6位)のバレンシアCFと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]