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神戸退団のポドルスキ、トルコの空港に到着。アンタルヤ移籍が決定的に

神戸でのポドルスキ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

熱烈な歓迎を受ける。19日にも正式発表へ。

 ヴィッセル神戸との契約が1月31日に満了を迎え退団する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、トルコ1部リーグのアンタルヤスポルに移籍することが決定的となった。1年半の契約となる見込み。

 天皇杯優勝を果たしたあとオフに入ったポドルスキは、15日にマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムFCの練習場やグラウンドを視察。するとその後、トルコメディアが一斉にポドルスキのアンタルヤスポル移籍が「合意間近」と報じた。さらに、18日夜、神戸が今季で満了を迎えるポドルスキとの契約を更新しないと発表した。

 そしてポドルスキは自身のツイッターで(アカウントは @Podolski10 )で神戸への感謝を伝えるとともに、飛行機とアンタルヤスポルのシンボルであるサソリの絵文字を投稿。トルコメディアの『ヒュッリイェト』は1月19日、ポドルスキがアンタルヤ空港に到着した様子を伝え、さっそく熱狂的なサポーターからに取り囲まれ熱い声援を受けた。ポルディはアンタルヤスポルのタオルマフラーを首からかけている。ドイツとトルコのメディアは、19日にも加入が正式発表されると伝えている。

 ポドルスキは1985年6月4日生まれ、ポーランド出身、ドイツ国籍の34歳。180センチ・80キロ。

 これまでのキャリアは、1.FCケルン ― バイエルン・ミュンヘン ― ケルン ― アーセナル ― インテル・ミラノ ― ガラタサライ ― ヴィッセル神戸。日本での通算記録は、J1リーグ52試合・15得点、ルヴァンカップ3試合・2得点、天皇杯6試合・0得点。

 ドイツ代表130試合・49得点 。ワールドカップには、2006ドイツ大会、2010南アフリカ大会、2014ブラジル大会に出場している。

 ポドルスキは神戸のファンに対し、次のようにコメントしていた。

「神戸に来た最初の日からタイトルをともに獲った国立での最後の日まで、神戸サポーターといつも最高の関係を築くことができました。

 サポーターの皆さまの気持ちは常に伝わっていましたし、一生忘れません。

 直接お別れのあいさつができなくて申し訳ないです。いつか皆さまの前に立ってしっかりと挨拶させてください。

 そして三木谷会長とヴィッセル神戸のスタッフ、選手の皆にも感謝しています。

 日本という素晴らしい国に来ることもできて、日本の文化に触れることができました。ヴィッセル神戸でJリーグを経験させてもらい、有難く思っています。

 この約3年間、ピッチ外でも家族と一緒に楽しい経験ができました。三木谷会長との縁はこれで切れるとは考えていないです。

 今後も連絡をと取り合っていくと思いますが、今日はとりあえずこの場を借りてありがとうと言わせてください。

 皆さま、ありがとうございました」

 アンタルヤスポルは3勝5分9敗(15得点・33失点)で2部降格圏の16位に低迷している。ドイツ代表や神戸で10番をつけたレフティが、救世主となれるか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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