ボタフォゴ監督の本田圭佑への要求とは?「イタリア語は少し話せるが…」
ボタフォゴ公式サイトでの入団決定時の本田圭佑。※ボタフォゴ公式サイトより
土曜日に歓迎セレモニー。”歌って、踊って、インタビュー”。
ブラジル1部リーグ・ボタフォゴFRのアルベルト・バレンティン監督がこのほど行われた記者会見の席で、加入の決まった元日本代表MF本田圭佑への期待と要求を語った。ブラジルメディア『エスポルテ・インテルティーボ』が報じた。
1975年3月22日生まれで44歳になる指揮官は、現役時代に主にサイドバックとして、ブラジルのほか2000年から2005年までセリエAのウディネーゼ・カルチョでプレーしている(通算86試合・3得点)。
指導者としてはSEバルメイラス、CRバスコ・ダ・ガマ、レッドブル・ブラジルなどを率いて、ボタフォゴでは2018年2月から4月まで務めカンピオナート・カリオカ制覇を果たした。そのあとすでに決定していた後任に引き継いでいる。ただ、その後任が結果を残せず、昨年10月から再びボタフォゴを率いることになった。
バレンティン監督は本田について、「テクニック的なクオリティを超えたものを私たちにもたらしてくれる。ミランなど高いレベルでもプレーしてきました」と期待を寄せている。
一方、次のように”要求”もしている。
「(日本語を)私は話せません。幸いイタリアでプレーしていたので、まずイタリア語で少し話をしましょう。ただ私の英語も下手です。彼はここに来たら、ポルトガル語を学ぶべきでしょう」
そのように多くのブラジル人選手もいることから、ポルトガル語で意思疎通できるようになることを求めていた。
本田は2月7日に出発、8日の歓迎セレモニーに臨む。現地の報道によると、”歌って、踊って、インタビューを行う”そうで、盛大なイベントになるということだ。
新天地での背番号は「4番」に決まっている。33歳の本田にとって、プロでは8番目のチームになる。
ボタフォゴはカンピオナート・カリオカではグループステージ3勝2敗で3位、ブラジル・セリエAでは13勝4分21敗(31得点・45失点)で18チーム中15位。本田が上位に導けるか。
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[文:サカノワ編集グループ]