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【神戸】ポドルスキ退団の影響は?18歳新人を「神戸の顔」後継者候補にフィンク監督が挙げる

神戸で元日の天皇杯決勝に臨んだルーカス・ポドルスキ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「天皇杯決勝では、責任を背負って戦ってくれた」

[ゼロックス・スーパーカップ] 横浜FM 3(2PK3)3 神戸/2020年2月8日13:35/埼玉スタジアム2〇〇2

 シーズン開幕を告げるゼロックス・スーパーカップを制したヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督は試合後の記者会見で、「どちらに転んでもおかしくない展開でした。常に先手を取ることができて、日本サッカーへのいいコマーシャルになったと感じています。ただコンディション的な課題もあり、後半は横浜F・マリノスの攻撃的なサッカーに押し込まれてしまいました」と振り返った。

 攻撃面では、アンドレス・イニエスタと新加入のドウグラスの連係から先制点、さらに前線からのプレスがハマっての古橋亨梧の2点目、そして2列目起用の山口蛍の一撃と、チームの狙いを表現するなかでゴールを重ねた。一方、3失点を喫した守備面は確かに課題ではあるものの、横浜FMとの撃ち合いで得た収穫(その課題を含め)は大きかったようだ。

 一方、記者会見では元日の天皇杯を最後に、前キャプテンのルーカス・ポドルスキが退団した影響についての質問が出た。

 同じドイツ人でもあるフィンク監督は、次のように語った。

「ポドルスキは確かに能力の高い選手でしたが、加えて特に責任を負うというところで大きな存在でした。彼は天皇杯決勝で、まさにその責任を背負って、いいパフォーマンスを見せてくれました。

 今シーズン、彼のような役割を担える選手はいないでしょう。ただ、チームとして、選手たちがそれぞれ責任を持ちながら、戦ってもらいたいと願っています。

 補強では昨シーズン清水エスパルスで14ゴールを決めているドウグラス選手を獲得しました。彼の役割の一つとしても、責任感を持って戦ってほしいと思っています。また小川慶治朗選手も昨シーズンはいいパフォーマンスを見せてくれましたし、さらに期待しています」

 責任であり攻撃面で「チームの顔」になるような存在になってほしい――そんな期待が感じられる。そうしたなか、指揮官は18歳のある新人に対する思いも語った。

「さらに若い選手にもチャンスを与えなければいけないと思っています。例えば、今日はメンバー外でしたが(神戸U-18から昇格した)小田裕太郎のような若手も能力を発揮してもらい、チームでの責任を背負って戦ってほしい。そうなっていけば、チームとして理想的な方向に進んでいくと考えています」

 そのようにU-18日本代表にも選ばれ、昨季のルヴァンカップで2種登録選手としてすでにトップデビューしている18歳のルーキーの背中を押していた。

 チームは中3日の2月12日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ初戦、ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)とホームで対戦する。そこから一気に連戦が続いていく。確かに若手の台頭も重要になりそうだ。そこでしっかり波を捉えて乗れれば、さらなる高みへと突き抜けられる。世界を目指す神戸の2020シーズンの戦いが、いよいよ始まる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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